第34回林忠彦賞受賞記念写真展が、2026年4月25日より開催されます。

右 : 遠くで空襲警報のサイレンが鳴る中で水遊びををしていた母子 ミコライウ 2022年8月
第34回林忠彦賞は、佐々木康さんの写真集・写真展『XEPCOH ヘルソン−ミサイルの降る夜に』が受賞しました。
「ヘルソン」は、2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻により占領されていたウクライナ南部に位置する州と州都の名前。佐々木さんは2022年と2023年の計7か月、ウクライナに滞在しました。毎晩のようにミサイルが降る中で撮影した写真と、友人や兵士たちと交わしたチャットの内容をまとめたのが本作です。
選考委員長の大石芳野さんは、「彼は現地の人たちと共に苦しみ、悲しみながら撮影したことがこの写真集から伝わってくる。ウクライナには林檎もあり、その特産物のそばでも破裂した砲弾の煙が上がっているなど、戦争を人びとの日常の中で捉えている。戦争は命を奪うばかりか、住まいも文化も破壊してしまう姿を写真の力で伝えている」と評しています。
戦争は非日常ではなく、日常のすぐ先にあることに気づかされる作品群です。
第34回林忠彦賞受賞記念写真展 : 佐々木 康「XEPCOH ヘルソン−ミサイルの降る夜に」
会期 2026年4月25日 (土) ~5月10日 (日)
会場 周南市美術博物館
住所 山口県周南市花畠町10-16
時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
休館日 4月27日 (月)、5月7日 (木)
入場料 無料
問い合わせ 周南市美術博物館 (TEL 0834-22-8880)
第34回林忠彦賞 授賞式
日時 2026年4月25日 (土) 14:00~16:00
会場 ホテルサンルート徳山 ハーバースクエア (山口県周南市築港町8-33)
内容 第1部 授賞式、第2部 小林紀晴 (選考委員) 講演会「古層を撮る」
参加費 無料
申し込み 周南市美術博物館へ電話で
佐々木 康 トークショー
日時 2026年4月26日 (日) 10:30〜
会場 周南市美術博物館 講座室
話し手 佐々木 康
聞き手 有田順一 (周南市美術博物館館長、林忠彦賞選考委員)
参加費 無料
定員 40名 (先着順)
申し込み 周南市美術博物館へ電話で
巡回展
2027年1月8日 (金) ~26日 (火) 東川町文化ギャラリー
佐々木 康 (Ko Sasaki)
1972年生まれ。フォトジャーナリスト。米紙『ニューヨーク・タイムズ』をはじめ欧米各国の新聞や雑誌の依頼を受け、20年にわたり報道の現場で写真を撮り続けている。雑誌『クーリエ・ジャポン』では2005年の創刊から写真編集者を務めた。2024年には世界報道写真コンテスト アジア部門の審査員。撮影していない時には石油プラント工事の現場などで作業員として働く。
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