特別展「植田正治が見た情景」が、2026年5月1日より開催されます。

アマチュア精神を生涯貫き、生まれ育った山陰の地で自らの好奇心に基づいてシャッターを切り続けた植田正治氏。代表作の「砂丘シリーズ」では、鳥取砂丘を舞台に被写体をオブジェのように配置し、“演出写真” という新しい分野を生み出しました。独自の世界観は “植田調” と称され、世界的にも高く評価されています。
本展では「砂丘シリーズ」を中心に、世界初公開となる未発表作品や写真集『童歴』『白い風』収録作品などを、貴重なオリジナルプリントを含めて構成。さらに、撮影に使用した帽子などの小道具、ラフ画が描かれたスケッチブックなども並びます。愛用していたライカのカメラは、実際に撮影した作品とともに展示されます。
日本を代表する写真家の一人である植田氏の世界観を、作品と愛用品を通じて体感できる写真展です。
特別展「植田正治が見た情景」
会期 2026年5月1日 (金) ~31日 (日)
会場 カメラのキタムラ大阪・なんばCITY店
住所 大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY南館B1
時間 11:00~21:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ カメラのキタムラ大阪・なんばCITY店 (TEL 06-6644-2626)
植田正治 (Shoji Ueda)
1913年、現在の鳥取県境港市に生まれる。幼少の頃から “写真道楽” と呼ばれるほど写真にのめり込む。鳥取県立米子中学校卒業後、米子写友会に入会。その後上京し、オリエンタル写真学校へ入学。卒業後は故郷へ戻り、営業写真館を開業。戦前から演出写真で注目を集め、戦後は砂浜や砂丘に人物を配置した独自の作品で高い評価を得る。1954年に二科賞を受賞し、1958年にはエドワード・スタイケンの企画によりニューヨーク近代美術館の展覧会に出品され、国際的にも知られるようになった。その後も写真集『童暦』や『小さい伝記』などで活躍し、「植田調」と呼ばれる独自の作風を確立。一環して故郷から離れずに鳥取にて活動を続け、晩年まで国内外で高く評価された。2000年、逝去。
→ 植田正治写真美術館