貴重な写真や機材で日本の初期写真史をたどる「写真伝来|写真大国ニッポンのはじまり」展

フジフイルム スクエア 写真歴史博物館にて、企画写真展「写真伝来|写真大国ニッポンのはじまり」が2026年7月1日より開催されます。

写真伝来|写真大国ニッポンのはじまり
上野彦馬《長崎、中島川》1872年頃 コロジオン湿板法で撮影、鶏卵紙にプリント 所蔵 : 富士フイルム株式会社

 

写真はどのように日本に伝わり、普及していったのか? 本展では、富士フイルムが所蔵する写真作品や歴史的な撮影機材、幕末・明治期の写真関連書籍など約30点を通して、日本の初期写真史をたどります。

写真伝来|写真大国ニッポンのはじまり
現存する日本最古のカメラ・オブスクーラ (江戸時代後期) 所蔵 : 富士フイルム株式会社

 

「フジフイルム・フォトコレクション」から、日本における写真の開祖と称される上野彦馬をはじめ、下岡蓮杖、内田九一、日下部金兵衛、小川一真、鹿島清兵衛の作品を展示予定。さらに、現存する日本最古のカメラ・オブスクーラ、19世紀のダゲレオタイプカメラ、上野彦馬の化学書『舎密局必携 (せいみきょくひっけい)』、日本初の写真技術書とされる『写真鏡図説 (しゃしんきょうずせつ)』といった貴重な史料も公開されます。

写真伝来|写真大国ニッポンのはじまり
ダゲレオタイプカメラ (1840-50年頃) 所蔵 : 富士フイルム株式会社

 

日本に写真が伝わったのは、1839年にフランスで発表された世界初の実用的写真術・ダゲレオタイプが、1848年 (嘉永元年) にオランダ船によって長崎へもたらされたことによるとされています。幕末には蘭学者たちが研究と実験を重ね、1860年代初めには湿板写真が実用化。そして明治に入ると、日本独自の写真文化が大きく花開きました。

写真技術の黎明期に、さまざまな困難を乗り越えながら写真文化を根付かせた先人たちの歩みを通して、「写真大国ニッポン」の原点に触れることができる写真展です。

企画写真展「写真伝来|写真大国ニッポンのはじまり」

会期 2026年7月1日 (水) ~9月17日 (木)
会場 フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
住所 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン・ウェスト1F
時間 10:00〜19:00 (最終日は16時まで、入館は終了10分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ フジフイルム スクエア (TEL 03-6271-3350)

■出展写真家 (予定)

上野彦馬、下岡蓮杖、内田九一、日下部金兵衛、小川一真、鹿島清兵衛

■イベント

会期中は、写真製品の研究・開発・技術サポートに長年携わった富士フイルムOBが、展示内容をわかりやすく解説します。写真展会場にて毎日15時より約30分間。参加無料、予約不要。