追い続けて40年、トンボを主人公に展開する“人生絵巻” 田中博写真展「Dragonfly Boy」

田中博さんの写真展「Dragonfly Boy」が、2026年7月16日より開催される。

田中博写真展「Dragonfly Boy」

トンボをモチーフに自身の半生を表現する

「トンボの田中さん」こと田中博さんは、カメラメーカーの社員でありながら、自然写真家として知られる異色の存在だ。

子どもの頃から昆虫少年だった田中さん。なかでも水辺を勢いよく飛び回るギンヤンマやオニヤンマのかっこ良さに魅了されていたと言う。「幼い子どもの目にはものすごく大きく見えて、でもなかなか虫取り網には入ってくれなくて。まさに憧れの存在でした」。

長じて網をカメラに持ち替えた田中さんは、最初は昆虫採集感覚で撮ったトンボの種類を増やすことを喜びとしていた。しかし開発が進み水辺の環境が変化する中で、少年時代に見たトンボのいる風景を写真で再現したいと考えるようになった。

今回の展示では、自身の半生をトンボになぞらえて表現するという。「自然の中を駆け回り、友だちと時にはケンカし、また仲直りした少年時代。大人になってさまざまな経験を経て、人生に悩んだり美しさを見出した日々があり、そして再び自由な空を目指す今があり……。来場する方にも、ご自身と重ねながら見ていただけたら」と田中さん。

トンボを主人公に展開する “人生絵巻”。40年追い続けた田中さんならではの表現世界だ。

田中博写真展「Dragonfly Boy」

会期 2026年7月16日 (木) ~27日 (月)
会場 OM SYSTEM GALLERY
住所 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F OM SYSTEM PLAZA内
時間 10:00〜18:00 (最終日は15:00まで)
休館日 火曜・水曜
入場料 無料
問い合わせ OM SYSTEM GALLERY (TEL 03-5909-0190)

ギャラリートーク

日時・テーマ
7月18日 (土) 14:00〜15:00「写真展作品解説」
7月25日 (土) 14:00〜15:00「トンボ飛翔撮影法」
会場 OM SYSTEM GALLERY
登壇者 田中 博
参加費 無料
申し込み 不要

 

田中 博 (Hiroshi Tanaka)

1963年、兵庫県神戸市生まれ。OMデジタルソリューションズ株式会社に勤務し「サンデーカメラマン」としてカメラ雑誌などの執筆も務める。公益社団法人 日本写真家協会会員。日本トンボ学会会員。
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〈文〉高橋佐智子