三木淳賞受賞作家が沖縄を歩き、見て、ただ撮り続けた 吉江淳写真展「沖縄」

吉江淳さんの写真展「沖縄」が、2026年9月2日より開催されます。

吉江淳写真展「沖縄」

 

これまで「人工と自然」「中心と局所」「新しいものと古いもの」といった両義性をテーマに撮影を続けてきた吉江さん。2023年度には第25回三木淳賞を受賞しました。本展は、沖縄を撮影した新作展です。

沖縄は政治や慣習などの複雑な背景を持つことから、吉江さんは写真を撮ることが難しい土地だと感じていたといいます。「撮れないことを痛感するところであると同時に、撮らないことを考える場所でもあった」と吉江さん。そのうえで、沖縄を歩き、見て、ただ撮ることを続けました。

捉えたのは、廃墟となったホテルや、郊外の家畜小屋、赤茶けた耕地、落書きされた看板、真新しい住宅地、護岸された川など。「土地には必ず積み重なりがあり、目の前に見えている世界は、過去から無数に連なるレイヤーの表皮としてある」と吉江さんは語っています。「わたしたちは地層のように重なる時のうえに立っているにすぎないのだと感じるとき、何気ない風景がぽっかりと口を開け、その奥に深い淵が静かに横たわっているような気がする」。

会期中の9月5日には、吉江さんのギャラリートークも開催。赤々舎代表の姫野希美さん、フィジカルデザイナーの町口景さんをゲストに迎えて語り合います。

第25回 (2023年度) 三木淳賞受賞作家新作展 : 吉江淳写真展「沖縄」

会期 2026年9月2日 (水) ~14日 (月)
会場 ニコンサロン
住所 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28F ニコンプラザ東京内
時間 10:30~18:30 (最終日は15:00まで)
休館日 日曜
入場料 無料
問い合わせ ニコンサロン (TEL 0570-02-8080)

ギャラリートーク

日時 2026年9月5日 (土) 15:00~16:00
会場 ニコンサロン
登壇者 吉江 淳、姫野希美 (赤々舎代表)、町口 景 (フィジカルデザイナー)
参加費 無料
予約 不要

 

吉江 淳 (Atsushi Yoshie)

1973年、群馬県生まれ。人工と自然、中心と局所、新しいものと古いものなどの両義性について考えつつ撮影を続けている。主な写真集に『地方都市』(2014年 蒼穹舎)、『川世界』(2016年 Salvage press)、『出口の町』(2024年 ふげん社)、『沖縄』(2026年 赤々舎)。第25回 (2023年度) 三木淳賞受賞。
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