見慣れた世界の中にある別の表情が浮かび上がる 若林満写真展「Dérive (漂流)」

若林満さんの写真展「Dérive (漂流)」が、2026年10月3日より開催されます。

若林満写真展「Dérive (漂流)」

 

若林さんは目的地を決めずに街を歩き、その途中で目に留まった風景を写真に残してきました。なぜその場所で足を止めたのか、自分でもわからないままに撮影を続けていたそうですが、あるとき「Dérive (デリヴ)」という概念を知ります。

フランス語で「漂流」を意味するこの言葉は、「都市を目的地へ向かうだけの場所ではなく、歩くことを通してその環境や感覚を体験する実践」として考えるもの。フランスの思想家ギー・ドゥボールが提唱した概念です。

「それは私に新しい考え方を与えたのではなく、ずっと続けてきた感覚に名前を与えてくれた」と若林さん。特別な場所や劇的な瞬間を求めるのではなく、ただ歩くことで出会ったものに目を向け、受け止める。そうして撮影した作品を通して、見慣れた世界の中にある別の表情が浮かび上がります。

若林満写真展「Dérive (漂流)」

会期 2026年10月3日 (土) 〜12月3日 (木)
会場 ライカギャラリー京都
住所 京都市東山区祇園町南側570-120 ライカ京都店2F
時間 11:00〜19:00
休館日 月曜
入場料 無料
問い合わせ ライカ京都店 (TEL 075-532-0320)

※状況により会期・時間が変更になる場合があります。

 

若林 満 (Mitsuru Wakabayashi)

京都府生まれ。2016年にアパレルの世界からフォトグラファーへ転身。Instagramを中心に作品を発表しながら活動を広げ、現在は京都と東京を拠点に、広告、雑誌、SNSメディアなど国内外にクライアントを持つ。ライフワークはカメラを携えて街や旅先を歩き、日常の中にある何気ない瞬間を切り撮ること。人物が映り込むシーンでありながら、人そのものではなく景観や空気感を主役として描き出し、見る人それぞれの想像力をかき立てるストーリー性のある作品で評価を得ている。貴船神社をはじめとする文化施設や企業の撮影、写真展での作品発表など、幅広く活動する。また、京都の街並みや旅、カメラの楽しさを発信するYouTubeチャンネル「キョウトボーイズ」のメンバーとしても活動。‌本展と同名の写真集『Dérive』を2026年秋に刊行予定。
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