15年にわたり撮り続けた“農”の風景が雄弁に語る 公文健太郎写真展「土は静かである」

公文健太郎さんの写真展「土は静かである」が、2026年11月6日より開催されます。

公文健太郎個展「土は静かである」

 

公文さんは、2011年に東日本大震災の被災地を訪れたことをきっかけとして、日本各地の農業や漁業などに従事する人々の生活を取材してきました。農業の取材では、人と自然とが共同して作り上げてきた風景に「静けさ」を見出したといいます。畝や道具類、ビニールハウス、花壇といった「農」の風景を、そこに堆積した時間の層までも写しとるかのようにフィルムカメラで陰影豊かに描き出しました。

15年にわたり「農」の風景を撮り続けた集大成となる写真集『土は静かである』が、2026年10月にふげん社から刊行されました。本展では、収録作品の中から厳選した15点を展示します。

農の営みによって紡がれる景色は、「人間がこの地上に存在する確かな証拠」であると公文さん。土、植物、人、動物、道具、光、闇。静謐な写真に写しこまれた「農」の風景が、声なき声で雄弁に語ります。

初日には、誰でも自由に参加できるオープニング・レセプションを開催。また、会期中には写真家の村越としやさんをゲストに迎えてのギャラリートークや、ギャラリーガイドツアーも開催されます。

公文健太郎個展「土は静かである」

会期 2026年11月6日 (金) 〜29日 (日)
会場 ふげん社
住所 東京都目黒区下目黒5-3-12
時間 12:00〜19:00 (土曜・日曜は18:00まで)
休館日 月曜・火曜
入場料 無料
問い合わせ ふげん社 (TEL 03-6264-3665)

オープニング・レセプション

日時 2026年11月6日 (金) 16:00〜19:00
会場 ふげん社
参加費 無料
申し込み 不要

ギャラリートーク 公文健太郎×村越としや

日時 2026年11月21日 (土) 14:00〜15:30
会場 ふげん社
登壇者 公文健太郎、村越としや (写真家)
参加費 1,200円 (税込)
備考 オンライン配信あり (参加費は会場観覧と同額)
※アーカイブ視聴可能期間は2026年12月20日 (日) まで。
申し込み WEBサイトより
https://fugensha.jp/events/261121talk/

ギャラリーガイドツアー

日時 2026年11月29日 (日) 14:00〜 (30分程度)
会場 ふげん社
解説者 公文健太郎、関根 史 (ギャラリーディレクター)
参加費 無料
申し込み 不要

 

公文健太郎 (Kentaro Kumon)

写真家。1981年生まれ。本橋成一氏に師事。2012年、ネパールで生きる少女の半生を追った『ゴマの洋品店』にて日本写真協会賞新人賞を受賞。東日本大震災以降、日本各地における風土と人間の関係性を主題に制作を続ける。農や川、半島、島、山といった場所における営みを通して、風景が人間の営みの積み重ねによってかたちづくられてきたことを見つめてきた。主な作品に『耕す人』『暦川』『光の地形』『NEMURUSHIMA』『Dropped Water, Dropped Fruit』など。近年は、父との関係性を起点に、ごく私的な領域へと視点を移しながら、日々の身近な情景を記録したスナップ作品『煙と水蒸気』を継続的に発表している。2024年、日本写真協会賞作家賞受賞。
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