機材レポート

レンズの活用範囲もNo1『ニコンD3』

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静かな漁港に佇む「ニコンD3+AF-Sニッコール14-24ミリF2.8G ED」。ボディが弩級ならレンズは超弩級(苦笑)。まあ、このドデカイ超広角ズームは、D3クラスのボディじゃないと釣り合わないわな。

 待望の35ミリ判フルサイズ「FXフォーマット」CMOSセンサー搭載、最大ISO感度25600相当、約11コマ/秒の高速連続撮影(DXフォーマット時。FXフォーマット時は約9コマ/秒)…などなど、フラッグシップモデル『ニコンD3』の魅力はいろいろある。その中でも、ボクがいちばん魅力に感じるのは「3種類の撮像範囲が選べる」点だね。FXフォーマット(36×24㍉)、5:4(30×24㍉)、DXフォーマット(24×16㍉)。だから、35ミリ判フルサイズ機でありながら、APS-C専用レンズも活用できるのだな。

 また、レンズはフルサイズ対応でも、あえてDXフォーマットを選んで望遠効果を高める、という使い方もできる。画素数は12メガから5.1メガに落ちゃうけど、個人的には「5メガあれば合格ライン!」と思ってるから、けっこうDXフォーマットに設定して撮影したね。センサーの中央部分を切り出して利用する「クロップ機能」は先代モデル(D2X系)にも搭載されてたけど、あちらはDXフォーマット機(APS-Cサイズ)。そう考えると、同じ機能でもD3のクロップ機能は“より有意義”だよね。

 もちろん、MFタイプの「Aiレンズ」も活用できる。レンズ情報(焦点距離と開放F値)を手動で入力しておけば、RGBマルチパターン測光も使えるし、Exif情報にもレンズ情報が記録される。そして、超一級のファインダー性能(視野率、ファインダー倍率、明るさ、画像のキレ、などなど)によって、MFによるピント合わせも快適におこなえるのだ。今回は自前の「Aiマイクロニッコール55ミリF2.8S」を使ってみたけど、レンズが細くてアンバランスに見える以外は、ホント快適に使えましたわ~。

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超広角ズームの14-24ミリは、前玉の大きさや重さもスゴイが、フルサイズでの14ミリの広角効果がスゴイ! しかも、周辺部まで“像の流れ”などの乱れも目立たないのもスゴイ!! 先進のコーティング「ナノコート」採用で、逆光にも強い。 ◆ニコンD3 AF-Sニッコール14-24ミリF2.8G ED(14ミリで撮影) Aモード f11 1/50秒 WB晴天 ISO200 JPEG

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フルサイズ対応レンズは24-120ミリしか持ってきていない…。だが、APS-Cサイズ専用の高倍率ズーム18~200ミリがある。そこで、撮像範囲をDXフォーマットに設定して、200ミリで池の対岸の色づいた樹木をアップめに狙ったもの。 ◆ニコンD3 シグマ18-200ミリF3.5-6.3DC(200ミリで撮影) Aモード f8 1/125秒 -1補正 WB晴天 ISO800 JPEG

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フラワーセンターの片隅に、何やら変テコな一群(!?)を発見。いや、この女の子は可愛いんだけどね、こうやって群れになると…やっぱり変(笑)。花のクローズアップ撮影のため、MFの標準マクロレンズを装着していたので、そのままスナップ的に撮影。「日陰で絞りは開放」という条件だったが、ピント合わせはスムーズにおこなえた。 ◆ニコンD3 Aiマイクロニッコール55ミリF2.8S Aモード f4 1/160秒 +0.7補正 WB晴天 ISO200 JPEG