機材レポート

安い・便利・キレイ!! 超お得な1台『キヤノン パワーショットA570IS』

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「スリム」とは言いがたいボディだが、グリップ部に適度な膨らみがあってホールディングは良好。でもって、見た目以上に「軽い!」と感じられるカメラである(ボディのみ175㌘)。

 ボクは仕事柄「デジカメが欲しいんだけど、どのカメラがイイか教えてよ」と質問されることが多い。まあ、漠然と「どれがイイの?」と問われても困るので、選択に際しての優先項目をいくつかあげてもらうことにしている。予算、スタイル(ボディの大きさや形状)、ズーム倍率、記録メディアやバッテリーの種類…といった項目である。その中でも、特に優先されるのは、予算とスタイルだろうね。「性能も大事だけど3万円以上は出せないナァ」とか「できるだけ薄型で携帯性の良いカメラが欲しい」と、そのあたりの要求が明確ならば、それだけアドバイスも的確におこなえる。…えっ、ナニ? 「できるだけ安くて、性能も良くて、写りもバッチリ!」なカメラが欲しいって!? んも~、欲張りなんだから(苦笑)。

 はいっ、そういう欲張りな人にはコレ! 『キヤノン パワーショットA570IS』をど~ぞ~!! 35~140ミリ相当の光学4倍ズーム、光学式手ブレ補正「IS」、顔認識「フェイスキャッチテクノロジー」、単3電池に対応、「P・Tv・Av・M」の4つの露出モード搭載、テレコンやワイコンも装着可能。そして、高品位な描写を生み出す「有効画素約710万画素CCD+映像エンジンDIGICⅢ」の組み合わせ! これで約2万3000円(※ある大手量販店の執筆時の価格)は、超お買い得ですぜっ!

 実際にボクは、この「パワーショットA570IS」を義父に薦めた…というか、昨年の夏にプレゼントした。あ~、フトコロに優しい~。安いって素晴らしい~(笑)。でも、前述のとおり、光学式手ブレ補正や顔認識AFも搭載していて、性能面での安っぽさはナイ。しかも、描写性能(シャープネス、発色、コントラスト、など)も上位機種に負けないくらい優秀なのだ。正直なところ、他社の実売価格2万円前後のカメラだと、上位機種との“写りのギャップ”を実感することが多い。また、液晶モニターの見え具合も「このモヤモヤ加減、何だか数年前のモデルみたい…」と感じるモノが多いのだ。そういったギャップが感じられないのが、キヤノンのスゴイところ。もう一度言うけど、このパワーショットA570ISは「超お買い得なモデル」ですぜぇ~!!

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昼寝中の息子の寝顔をノンストロボで狙う。手ブレ補正「IS」の搭載が心強い! ◆キヤノン パワーショットA570IS 35ミリ相当で撮影 Pモード f2.6 1/15秒 WB太陽光 ISO200 JPEG

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実家からの“夏景色”。マイカラーを「くっきりカラー」に設定して、夏の色彩をさらに強調した。 ◆キヤノン パワーショットA570IS 35ミリ相当で撮影 Pモード f5.0 1/500秒 AWB ISO80 JPEG

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親戚でおこなわれた、夕暮れ時のバーベキューパーティー。「望遠域で低速シャッター」という厳しい条件だったが、手ブレ補正「IS」のおかげで、何枚かはシャープに撮れた。 ◆キヤノン パワーショットA570IS 140ミリ相当で撮影 Pモード f5.5 1/15秒 AWB ISO200 JPEG