機材レポート

広角24ミリ相当カバーで自分撮りも余裕! 最後のフリーアングル機構モデル『ニコン クールピクス8400』

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この「クールピクス8400」は、約1年半前に中古店で買ったモノ。「委託品」のためか、一般の中古品よりも1万円くらい安かった。

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「フリーアングルモニター」+「広角24ミリ相当カバー」+「RAWモード撮影」。これらの条件をすべて満たしているコンパクトデジカメって、たぶんコイツ(クールピクス8400)だけ…だと思う。

 当然と言えば当然だけど、同じような機能や機構でも、会社が変われば呼び名も変わってくる。前回の「キヤノン パワーショットA650IS」で取り上げた「バリアングル液晶モニター」。これに相当する機構を、ニコンでは「フリーアングル機構」と呼ぶ。…というか「呼んでいた」。だって、現在はこの機構を搭載した機種がないんだもん。

 最後にフリーアングル機構を搭載したのは、VR機構を搭載した高倍率ズーム機の「クールピクス8800」と、今回取り上げる『クールピクス8400』である。この2機種は、クールピクスシリーズの中の“最後のフリーアングル搭載モデル”であり“最後の本格的な仕様のモデル”であった。

 クールピクス8800のウリがVR機構と高倍率ズーム(35-350ミリ相当の光学10倍ズーム)なら、クールピクス8400のウリは24ミリ相当までカバーするズーム(24-85ミリ相当の光学3.5倍ズーム)である。あ~、24ミリ相当までカバーしてくれたら、ずいぶん“自分撮り”が楽におこなえるわぁ~。ということで、今回の作例は自分撮りした記念写真です。むさ苦しくてスイマセン(苦笑)。次回は、このクールピクス8400を購入した経緯について語るよ~!

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だいぶ前の“冬の旅”にて。山形新幹線の終着駅「新庄」で、乗ってきた「つばさ」と一緒に記念撮影。液晶モニター見ながら自分が撮れる「フリーアングル機構」と、広角24ミリの画角によって、自分だけでなく周囲の状況までワイド&的確に写し込むことができる。 ◆ニコン クールピクス8400 24ミリ相当で撮影 Pモード f2.6 1/30秒 AWB ISO50(オート) 内蔵ストロボ使用 JPEG