機材レポート

高性能な広角ズーム搭載機がさらに進化! 超便利アクセサリーも見逃せない!!『リコーGX200』

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カメラ本体の機能や性能もさることながら、着脱式の液晶ビューファインダーやコンバージョンレンズなどの“拡張性”も、GX200の大きな魅力である。従来からのワイドコンバージョンレンズ(DW-6)装着で19ミリ相当の超広角撮影が可能になるほか、新登場のテレコンバージョンレンズ(TC-1)装着で135ミリ相当の望遠撮影が可能になる(※キャプリオGX100もファームアップにより使用可能になる)。

 本日(6月24日)、都内の会場で、リコーの新製品(コンパクトデジカメ)の発表会が開催された。キャプリオGX100の後継機となる『リコーGX200』が登場したのである。…ええ、発表会の案内が届いた時から、何となくわかっていましたヨ。「待望の後継機」なんだけど、今春にキャプリオGX100を購入したばかりのボクとしては少々…いや、かなり複雑な心境ですナァ(苦笑)。

 24-72ミリ相当の高性能ワイドズーム搭載、多彩なマニュアル撮影機能、着脱式の液晶ビューファインダー、広角時1㌢~望遠時4㌢と全域で寄れるマクロモード、RAWモード撮影(JPEG同時記録も可能)。こういった特長は、キャプリオGX100を踏襲する。

 そして、この「GX200」では、以下に述べる各ポイントが強化&進化した。画素数が1000万画素から1210万画素にアップ、広視野&高精細な液晶モニター(2.7型・46万ドット・視野角160度)、逆光性能(ゴースト抑制)向上、新エンジンによる画像ノイズ低減、ディストーション補正機能、電子水準器、RAW撮影機能の強化(5枚まで連続撮影が可能など)、ホワイトバランス補正機能、マイセッティングの数が2セットから3セットに増加、Fnボタンを強化(カスタマイズ性をアップ)、などなど。…と、主な「強化&進化」項目を挙げるだけで、何かもうお腹一杯なんスけど(苦笑)。外観はそう変化していないんだけど(目立つのは、名称変更によって、内蔵ストロボ前面のロゴが「CAPLIO」から「RICOH」に変更された点くらい)、機能や仕様はかなり進化しているのだなー。

 今挙げた「強化&進化」項目は、どれもウレシイ内容ばかり。特に、新エンジンによる画像ノイズ低減、ディストーション補正機能、電子水準器、RAW撮影機能の強化(5枚まで連続撮影が可能など)、ホワイトバランス補正機能…といった点は、キャプリオGX100ユーザーとしてはうらやましい限りである。

 でも、ボク自身が「待ってたのはコレだよ!」と、いちばん感心&興奮したのは、実はGX200本体の機能や仕様ではなく、同時デビューの別売アクセサリー「自動開閉式レンズキャップ LC-1」だったりする。昨年春に発売されたキャプリオGX100。その機能や描写性能は高く評価しながらも、なかなか購入に踏み切れなかったのは、ひとえにレンズ保護方式が「内蔵バリア式」ではなく「キャップ着脱式」だったから。コンパクト&スリムなカメラだけに、この点はかなり抵抗があったからねぇ…。まあ、それでも最終的には、他メーカーとは違う「ズーム全域で寄れるマクロモード」などに惹かれて購入したワケだけど。…んで、この「自動開閉式レンズキャップ LC-1」、GX200だけでなく、キャプリオGX100にも使えるですヨ! あ、着脱も簡単&確実(レンズ部のリングを外して、アダプターと同じように装着&ロックする)。お~、やっぱ自動開閉式のキャップは便利だぁ~! しかも、3分割されたキャップ羽根(?)が開く様は、何だか宇宙ちっくでカッコ良いですヨ! そして、心配していた“レンズキャップ装着時の厚み”も、意外と気にならない。装着時の安定感や強度、それに開閉動作も問題はなさそう。これはもう、GX200ユーザーもキャプリオGX100ユーザーも「絶対に買い!!」のアクセサリーですナっ!

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「自動開閉式レンズキャップ LC-1」の希望小売価格は1680円(税込)。安っ! これはもう「即買い」でしょう!