機材レポート

南房の旅で活躍した機能いろいろ『ソニー サイバーショットDSC-W170』

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 先日の3連休の2日間(13と14の土日)、知人の家族と一緒に1泊2日の“南房の旅”に出かけてきた。あ、「南房」って言っても、関東周辺以外の人だとピンとこないか。千葉県がある房総半島。この房総半島の南端あたりを「南房」って呼ぶんですネ。あ~、南房パラダイスのコツメちゃん(コツメカワウソ)に会うのが楽しみっ!!

 その南房の旅の“旅のお供”に連れて行ったのが、お気軽撮影のメイン機として使用している『ソニー サイバーショットDSC-W170』。お気軽撮影と言えども、やっぱ「広角28ミリ」までカバーするカメラは便利ですわ。向かい合わせの座席に座る仲間(今回は知人の家族3人)を撮ったり、広々とした風景や町並みをパースを効かせながら写し込んだり…といった撮影には、最低でも28ミリ相当の画角が必要になる。ええ、もう「約35ミリ相当まで」のカメラには戻れませんナ…。でも、このDSC-W170の操作性には、相変わらず慣れません(苦笑)。NEMU項目がダラダラと縦に並んでいて、その項目間の移動が超面倒!!

 そういう操作面での不満はあるけど、フォーカス位置が固定できる「セミマニュアル」は車窓撮影などに重宝するし(0.5㍍、1.0㍍、3.0㍍、7.0㍍、∞)、暗部の黒つぶれを防ぐDレンジオプティマイザーの強力版「Dレンジオプティマイザープラス」は輝度差の大きい風景撮影などに威力を発揮してくれたし(この「プラス」に設定すると、撮影後の処理時間は少し長くなるけど)。…とまあ、操作性の煩雑さに手を焼きながらも、仕事先での記録&スナップや、今回のような旅先のスナップなどで大活躍中の『サイバーショットDSC-W170』君であります。

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館山駅からバスで「南房パラダイス」に向かう途中のワンシーン。ちょっと汚れた窓ガラス越しの南房のローカル風景がイイ感じ。「セミマニュアル」で∞に設定して撮影。こうやっておけば、ピントの位置を気にせず、構図決定やシャッターチャンスに専念できる。 ◆ソニー サイバーショットDSC-W170 32ミリ相当で撮影 Pモード f8.0 1/160秒 WB:オート ISO100(オート) JPEG

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今回の宿泊施設がある安房白浜。そこの海沿いのバス停近くにあった、コンクリート製の小さな祠(ほこら)。明るい空との明暗差が心配だったので、「Dレンジオプティマイザープラス」を設定して撮影。この際、通常よりマイナス側に露出補正しておくと、暗部を自然に再現しつつ、明部も階調再現が自然になる。これが風景撮影での使いこなしのコツ! ◆ソニー サイバーショットDSC-W170 28ミリ相当で撮影 Pモード f8.0 1/160秒 WB:オート -0.7補正 ISO100(オート) JPEG