機材レポート

専用テレコンで望遠域をパワーアップ!!『リコーGX200』

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テレコンバージョンレンズ(TC-1)は、フード&アダプター(HA-2)を介して装着する。このテレコンとアダプター、いちいち着脱するのは面倒なので、ボクは組み合わせた状態でポーチに収納して携行する。

 しばらくぶりの更新ですが、皆さんお変わりございませんか? ボクは例によって“原稿執筆漬け”で、身も心もボロボロになっておりました(苦笑)。おまけに、やっと原稿を抜けたと思ったら、風邪をこじらして気管支炎でゲホゲホでございますヨ…。皆さんも、お身体には十分注意してくださいね~。

 前モデルのキャプリオGX100と同様、デジ一眼のサブカメラやブツ撮り用カメラとして活躍中の『リコーGX200』。…でもなぁ、やっぱ望遠端が「72ミリ相当」だと、望遠域の不足を感じることが多いんだよね~。そこで、専用テレコン『テレコンバージョンレンズ(TC-1)』を買いましたヨ。これを装着すると「135ミリ相当」の望遠になる。72ミリと135ミリだと、けっこう望遠効果が違うからねー。ちなみに、新宿西口の大手量販店で、テレコンとアダプターで2万円でした。ん~、高いような安いような微妙な価格だなぁ。何はともあれ“秋の風景”を求めて、日比谷公園にでも行ってみよーっと!

 リコーのGXやGRのシリーズで「賢いナ」と感心するのは、テレコンやワイコンを装着したら、それがExif情報に反映されること。GX200の場合、望遠端の実焦点距離は15.3ミリだけど、テレコンを装着すると、Exif情報の「レンズ焦点距離」の蘭に、しっかりと「28.8ミリ」と記録されるんだよね。…でも、テレコンやアダプターに電気的な接点があるワケではない。では、どうやって“テレコン使用”の情報をカメラに伝えるのか? 実は、コンバージョンレンズ側から“伝える”のではなく、カメラ側で“切り替える”だけなのよ。アダプターを装着するには、レンズ枠のリングを外す必要があるけど、それを外すと正面から見て左側に小さな2つの突起がある。そのうちの下の突起を押すと“コンバージョンレンズ使用中”の情報に切り替わる。そう、アダプターを装着すると、自動的にこの突起が押される仕組みになってるってワケ(ちなみに、テレコンとワイコンの違いは自分で選択する)。

 …ああっ、テレコンの仕組みを語ってたら、使用感とか写りについて語る時間がなくなっちゃったヨ!(苦笑) では、この続きはまた近いうちにっ!!

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左が、カメラのみの望遠端72ミリ相当の画角。右が、テレコン使用で135ミリ相当の画角。

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◆リコーGX200+TC-1 135ミリ相当で撮影 Aモード f6.3 1/290秒 ISO64 RAW

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◆リコーGX200+TC-1 135ミリ相当で撮影 Aモード f4.4 1/410秒 ISO64 RAW