機材レポート

小振りで重宝する1台! 鮮やかで上品な絵作りも魅力『ペンタックスK-m』

W081231_1
小型のペンタックスボディには、やはり小振りな「リミテッド」レンズがよく似合う。でも、ネックは“価格の高さ”かな、やっぱ。「アルミ削り出し」仕様でなくてイイから、そのぶん安価にして欲しい…気もする。

 今年も残すところあとわずか…。ああ、いろいろやり残したコトも多いし、年越しの仕事も山積み状態ですヨ(苦笑&泣)。今年の後半、気がつけば使い続けてるカメラがある。それは『ペンタックスK-m』。もちろん「気がつけば」というくらいだから、自分で買ったモノじゃない。でも、手元にあると“本来の用途”以外にも、ついつい使ってしまう。う~ん、やっぱ“小さい一眼レフ”って便利だよね。メインのカメラ(レポート用の新製品とか)が別にあって、それ以外にもう1台のカメラ(状況&ブツ撮影やプライベート撮影など)が必要な場合、もう1台の方は小さくないとツライのよ。そんな時にK-mのようなちびっ子カメラの存在感が光る。特に「約122.5㍉」という横幅の小ささが印象的。まあ、そのぶん奥行きの長さが気になるし、重量はそんなに軽く感じないけどネ。

 もちろん、単に小さければイイってモンじゃない。使い勝手や描写性能も重要ですヨ。このK-mの場合、ほとんどの操作が右手側でおこなえる、というのが大きなウリだけど、それ以外にも「使いやすいナ」と実感できる点は多い。主要機能の設定がOKボタンのワンプッシュでおこなえる「コントロールパネル」も便利だし、センサー上のゴミ付着状態が一目瞭然の「ダストアラート」も便利な機能。そして、鮮やかでありながら破綻の少ない“上質な絵作り”も大きな魅力。画像仕上の初期設定は「鮮やか」だけど、フツーこの手の設定だと、青や緑系統の色はイイけど、赤系統の色が飽和しやすい。でも、ペンタックスの「鮮やか」には、そういった扱いにくさがないんだよねー。あと、青空の色もクリアで美しい。風景を撮るヒトにオススメできる絵作りなんですワ。

W081231_2
◆ペンタックスK-m DA21ミリF3.2AL Limited Aモード f11 1/160秒 ISO100 JPEG

W081231_3
◆ペンタックスK-m DA21ミリF3.2AL Limited Aモード f3.2 1/400秒 ISO200 JPEG