機材レポート

機能が充実した高画素モデルも借りちゃいました『キヤノンEOS50D』

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 …気がつけば、5月も残りあとわずか。待ち焦がれていたGW(ゴールデンウィーク)も、何だか“遥か昔のお話”のよう…。あ~、実家周辺でボケェ~っと過ごしたGWが懐かしいっ!! これも一種の五月病ですかネェ(苦笑)。

 その懐かしいGWの後半、ボクは地元の景勝地である「上野公園」を訪れた。ここは、幼い頃に夜桜に連れて行ってもらい、迷子になって号泣した…といった思い出がある、ボクにとって“特別の場所”である。ちなみに、この公園は「日本桜の名所百選」に選定されてたりする。

 お供のカメラは、18-200ミリの高倍率ズームを装着した『キヤノンEOS50D』。ええ、今回持って帰った「EOS40D」じゃなくて、センサー画素数が大幅にアップされた後継モデルでございますヨ。実はコレ(ボディと18-200ミリ)、地元の知人に借りたモノ。しっかし、大口径標準ズームは弟に借りるわ、スペックアップされた後継モデルは知人に借りるわ…って、何だか情けないカメラマンだねぇ(苦笑)。

 この「EOS50D」、ボディデザインも含めた仕様は、基本的には自分が持ってるEOS40Dと変わらない。そう、センサーの画素数が圧倒的に多い以外はね。…でも、「このカメラは1010万画素機じゃなくて1510万画素機なんだ」と意識すると、何だか“余裕”や“ゆとり”のようなリッチな気分が湧いてくるから不思議……って、そんな気分になるのはボクだけ!?

 でも、EOS40DユーザーのボクがEOS50Dを使ってみると「ああ、この点は羨ましいよネェ」と実感するポイントがいくつかある。まず、液晶モニターが約92万ドットと高精細化され(EOS40Dは約23万ドット)、斜めの角度から見ても色変化を起こさないこと。でもって、モニター上の色再現もより自然になってるし…。そして、日陰部分などの暗部が補正できる「オートライティングオプティマイザ機能」(※以後、ALOと表記)を搭載しているのも羨ましい! この機能って、黒い礼服を着た人が多い結婚式や葬式などの撮影にもありがたいんだよね。EOS40Dだと、ハイライトの白飛びを抑える「高輝度側・階調優先機能」は搭載してるけど、このALOはないからねぇ…。

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◆キヤノンEOS50D EF-S18-200ミリF3.5-5.6 IS 18ミリで撮影 Aモード f16 1/125秒 -0.7補正 WB太陽光 ISO200 JPEG

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◆キヤノンEOS50D EF-S18-200ミリF3.5-5.6 IS 135ミリで撮影 Aモード f7.1 1/1000秒 WB太陽光 ISO200 JPEG

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◆キヤノンEOS50D EF-S18-200ミリF3.5-5.6 IS 28ミリで撮影 Aモード f11 1/200秒 WB太陽光 ISO200 JPEG