機材レポート

バリアングル液晶モニターが復活…したけど、さらに望みたいのは?『キヤノン パワーショットG11』

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 現在、ボクの手元に『キヤノン パワーショットG11』がある。「ある」って言うくらいだから、買ったんじゃなくて、仕事で借りてるだけだけどね~。今回のGシリーズでは、久しぶりにバリアングル方式の液晶モニターが復活(2004年9月発売のG6以来)。これによって、カメラポジションやアングルが自在になるから、斬新な位置や視点から撮れるようになる。

 でも、そのぶんボディに厚みが増して、G7やG9の頃のようなスマートさがなくなったナ…と感じるのはボクだけだろうか? 前モデルのG10では、例の「2段ダイヤル」や前面のグリップ部の影響でサイズアップ(数値的には大したことないけど)。でもって、今回は液晶のアングル化によって、さらに少しだけサイズアップした(厚み)。

 まあ、このクラスのカメラなら、機能や操作性のために“少し”サイズアップするのは我慢できる。…でも、そういう観点でみると、レンズのスペックももう少し頑張って欲しかったナァ。前モデルと同じ「28-140ミリ相当」じゃなくて「28-200ミリ相当」くらいの高性能ズームを搭載すれば、さらに実用性が高まると思うんだけど。