機材レポート

トップレベルの“タフな仕様”の全天候機をチェンジ!!『オリンパス μ1030SW』

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2008年3月に発売された「μ1030SW」。その後継機は、現行の「μTOUGH-8000」になる。

 ボディ外装が堅牢なマグネシウム合金製であろうと、防塵・防滴仕様が施されていようと、基本的にカメラは“精密機器”である。だから、撮影時や携帯時にはショックを与えないよう注意を払うし、雨や雪が降っている際には、できるだけ水気を避けるようにする。また、ラフに扱って“不用意なキズ”をつけないようにもしている。ほら、大きなキズをつけちゃうと、買取り時の査定に響くでしょ(笑)。まあ、買取り査定に関しては半分冗談だけど(半分は本音)、撮影時に支障が生じたり、撮影結果に悪影響を及ぼすことがないよう、カメラやレンズを扱う際には“最低限の注意”を払うよう心がけている。

 でも、そんな“最低限の注意”を払わなくて良いカメラも、1台くらいは欲しい。そう、防水仕様になっている「全天候タイプ」のコンパクトデジカメである。最近の全天候タイプのカメラだと、水に強いだけでなく、ショック(落下や衝撃など)にも耐えるタフな設計の機種が増えている。だから、活用範囲がさらに広がってくるのだ。

 これまでボクが使ってきた全天候カメラは、2007年3月発売の「オリンパス μ770SW」である。だが、数ヶ月前に『オリンパス μ1030SW』の中古品(約1万3000円)を見つけて購入してからは、そちらの方を使用するようになった。

 水中10m防水、マイナス10℃環境での作動、耐荷重100kgf…という、全天候タイプの中でもトップレベルの“タフな仕様”を継承しつつ(μ770SWからμ795SWへ)、1.5m落下の耐衝撃機能が「2.0㍍落下」へと高められた『μ1030SW』。これまで不満だった広角端の画角も、38ミリ相当から「28ミリ相当」へと大幅にワイド化。このワイド化だけでも「μ770SWから買い替える価値アリ!」なんだけど、実は全天候タイプの使用頻度は、さほど高くなかった。だから、「5万円前後」という価格(発売時の価格)がネックとなり、買い換えるまでには至らなかったのヨ…。まあ、このμ1030もすでに型落ちモデルだけど「1万3000円」なら許せちゃう。さあ、このμ1030SWも、これまでのμ770SWと同様、ラフに扱う“常備ツール”として活用していくよっ!

 ちなみに、2年強の使用でキズだらけになった「μ770」は、現在は息子の愛機として活躍(?)中である。