機材レポート

スイングパノラマと高速連写が活用のキモ!?『ソニー サイバーショットDSC-WX1』

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 昨年の後半に、実売価格の安さから衝動的に買ってしまった『ソニー サイバーショットDSC-WX1』。でも、買ってから言うのもナンだけど、あまり出番はなさそうなんだよなぁ~(苦笑)。画質重視なら「キヤノン パワーショットS90」を選ぶだろうし、ブツ撮りならズーム全域で寄れる「リコーGX200」を選ぶし。また、望遠撮影やハイビジョン動画を重視するなら「パナソニック DMC-TZ7」があるし。あと、ボディの質感や“操作する楽しさ”を追求するなら、ちょっと古くなるけど「ニコン クールピクス8400」や「キヤノン IXYデジタル700」などがイイ感じ。

 …というわけで“小型軽量ボディで広角24ミリまでカバーする”という特長はあるけど、いまいち「サイバーショットDSC-WX1」の使い道が定まっていなかった。

 でも、だんだんと「これは意外と使えるかも…」という部分が見えてきた。まず、カメラを一振りするだけでパノラマ写真が撮れる(作れる)、スイングパノラマモード。慎重に位置合わせしてを複数枚撮ったり、パソコンを使って合成したり…といった面倒な手間や操作がいらないのがイイ! ちなみに、ボクにとってパノラマ写真は、表現というよりも記録かな。「この場所からの眺めも、もう少しで変わっちゃうんだよなぁ…」と思った時に、ワイドなパノラマ写真なら、その場の雰囲気がリアルに残せそうな気がするんだよね。

 それと、最大画素数(10M)で「10枚/秒」という高速連写が可能なこと。まあ、撮影できるのは10枚までだから“1秒で撮影終了”になるけど、シャッターを押すタイミングがうまく合えば、高速仕様の一眼レフ並の“連写の醍醐味”が味わえるのヨ。

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「別に目立つ被写体があるワケじゃないけど、ここからの眺めが好きんだよなぁ」な~んて場合には、パノラマ写真がしっくりくるんだよね。再生時に自動的にスクロールするのも楽しい。
◆ソニー サイバーショットDSC-WX1 スイングパノラマモード F7.1 1/320秒 WBオート ISO160

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「10枚/秒」の高速連写機能を使用すれば、動きのある被写体も、けっこう良いタイミングで撮れたりする。ちなみに、もう少し遅い「5枚/秒」での連写も可能だヨ。
◆ソニー サイバーショットDSC-WX1 Pモード F2.4 1/60秒 -0.7補正 WBオート ISO160