機材レポート

裏面照射型CMOSセンサー&大口径「F2.0」ズーム搭載の新IXYを実写!!『キヤノン IXY30S』

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 近年のIXYシリーズは「あまり物欲がそそられないなぁ」と感じていたボクだが、今回の『キヤノン IXY30S』は違う! 裏面照射型CMOSセンサーを採用し、高感度でもノイズの少ない写真を撮ることが可能になる。…まあ、この部分に関しては、各社から同様の仕様のカメラが登場している。だが、IXY30Sには、ズームレンズの広角側の開放F値が「F2.0」明るいという大きなアドバンテージがある。いやぁ~、まさかIXYシリーズから「パワーショットS90」と同じ明るさの機種が登場するとは思わなかったねぇ。

 カーバチャーデザインによる“連続した曲面”のボディデザインも、IXY10Sをはじめとする現行IXYとは一線を画したシャープな印象を与えてくれる。そう、IXYデジタル600や700が登場した時に感じた雰囲気に近いものがある(と感じた)。

 そして、現行のフラッグシップモデル「IXY10S」を凌駕する高機能モデルなのだなー。ハイビジョン動画撮影は、光学ズーム可能でステレオ音声。この仕様は“IXY初”なのである。

 また、最高画素1000万画素でも「最高3.7/秒」の連写が可能。このあたりもIXYシリーズとしては特筆に値する。

 さらに、現行IXYはすべて露出制御がプログラムオートのみだが、このIXY30Sには、絞り優先オートとシャッター優先オートも搭載されているのだ。このあたりの基本スペックの充実ぶりも、物欲をそそる部分なんだよねー。

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◆キヤノン IXY30S 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F2.0 1/800秒(自動によるND機能)  WBオート ISO125

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◆キヤノン IXY30S 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F8 1/200秒 WBオート ISO125

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◆キヤノン IXY30S 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F2.0 1/60秒 WBオート ISO800