機材レポート

帰省用に選んだ「2000万画素超のフルサイズ機」で痛感した点『キヤノン EOS5D MarkⅡ』

W100823_01
「EOS5D MarkⅡ+EF17-40ミリF4L USM」を手に、実家の近くにある「青龍神社」まで、ぶらり写真散歩に出かける。炎天下のキビシイ環境だったが、そのぶん真夏の風景や雰囲気が満喫できた。

 え~、今頃ナンですが…「残暑お見舞い、申し上げます」。ボクは基本的に“暑い夏、大歓迎!!”なのですが、それにしても今年の夏は異常に暑いですナァ~。

 さて、そんな猛暑が続くなか、先日広島に帰省した。この時のメイン機材(カメラ)に選んだのが『キヤノン EOS5D MarkⅡ』である。そして、メインレンズには標準ズームの「EF24-105ミリF4L IS USM」…ではなく、広角ズームの「EF17-40ミリF4L USM」を選択した。そう、6月に行った1泊2日の諏訪旅行と同じ組み合わせである。このEF17-40ミリは、EF24-105ミリよりも小振りで軽量なので“携帯や取り扱いが楽”という理由もあるけど、何と言っても「夏は広角の季節」でしょう!! …と、勝手に決めつけて、気分的に盛り上げる(笑)。

 この他のレンズには、「EF50ミリF1.4 USM」と「EF135ミリF2L USM」を選択する。あと、135ミリ用として「エクステンダーEF1.4×Ⅱ」も選択。まあ、実際の撮影では、17-40ミリと50ミリの2本で、ほとんど済んじゃったけどね。

 撮像素子の画素数が2000万画素を超える(有効2110万画素)のEOS5D MarkⅡを日常的に使うようになって痛感するのが、レンズの描写性能がシビアに表れてしまう点である。正直なところ、Lシリーズのレンズとはいえ「EF17-40ミリF4L USM」あたりだと、描写性能的には“いま一歩”感があるんだよねぇ。1000万画素や1200万画素くらいなら気にならないんだろうけど…。まあ、あまり「画質画質」と気にし過ぎるのも考えモノだけどネ。

 それと、より大容量なメモリーカード(CFカード)が欲しくなってしまう点である。今回の帰省では“16GBを2枚”と“8GBを6枚”を持って帰ったけど、結果的にあまり余裕はなかった。ということで、「最低でも16GBのカードをあと2枚は買わんとイカンなぁ」と痛感している、今日この頃です…。

W100823_02
前方の“小さな森”の中に青龍神社がある。道路脇の黄色い花(ルドベキア?)を入れつつ、その小さな森を写してみた。
◆キヤノン EOS5D MarkⅡ EF17-40ミリF4L USM(17ミリで撮影) 絞り優先オート F11 1/200秒 WB太陽光 ISO100

W100823_03
子供の頃から遊び場にしていた青龍神社。そこの本殿は、長らくボロボロの状態になっていたが、なんと階段や廊下などの下部が新しくなっている! 実は、この改修を行ったのはウチの父である(父は以前にも、この本殿の屋根瓦の改修を行っている)。
◆キヤノン EOS5D MarkⅡ EF17-40ミリF4L USM(17ミリで撮影) 絞り優先オート F8 1/80秒 -0.7補正 WB太陽光 ISO400

W100823_04
吉森家の“お盆の光景”といったら、やはりコレかな…。気がついたら、毎年撮ってるからねぇ。
◆キヤノン EOS5D MarkⅡ EF17-40ミリF4L USM(23ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/50秒 WB白色蛍光灯 ISO800