機材レポート

仕事に欠かせないカメラ…を新型に!『リコー CX5』

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使用電源はCX3と同じ「DB-100」。カメラを買い替える場合、この“バッテリーが共通”という条件は、けっこう重要だよね。

現在(だけじゃないけど)、ボクは多くのコンパクトデジカメを所有していて、被写体や撮影スタイルに応じて使い分けている。その中でも“携帯性に優れるブツ撮りカメラ”として欠かせない存在が「リコー CX3」である。…いや、「であった」と表現するのが正しいナ。つい最近、CX3の後継の後継にあたる『リコー CX5』に買い替えたから。

28~300ミリ相当の光学10.7倍ズームや、有効画素数1000万画素の裏面照射型CMOSセンサー、画像処理エンジン「Smooth Imaging Engine Ⅳ」…といった基本的な仕様は、ここ3世代(CX3、CX4、CX5)変わりはない。ボディデザインに関しては、CX4からCX5への変化はわずかだが、ボクが所有していたCX3とCX5を比べると、グリップ部やトップカバーの材質やデザインが変更されてるので、けっこう印象は違うのよネ。

正直、CX3に対する不満はあまりなかった。でも、次モデルのCX4からブレ補正機能の補正能力がアップしてるし、今回のCX5の新機能「ハイブリッドAFシステム」や「超解像技術」などの搭載によって“実用ツールとしての完成度”が、さらに高まってきた感じがする。そういった点に惹かれて、CX3からCX5に買い替えたのである。

リコーのCXシリーズは、ボクが所有するコンパクトデジカメの中でも、ひときわ用途がハッキリしているカメラである。だから、過去に撮影した画像をチェックすると、カメラやレンズを撮影した写真がゾロゾロ出てくるんだよね(苦笑)。

…でも、せっかく買い替えたんだから、たまにはブツ撮り用以外にも使ってみようかナ。そう、旅のカメラに相応しい条件(高倍率ズーム搭載や多機能さなど)を備えたモデルなんだからさ。

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広角域だけでなく、ズーム全域でマクロ能力が高い…というのが、リコー機の共通の特長なんだよネ。
◆リコー CX5 254ミリ相当で撮影 プログラムオート F5.2 1/233秒 +0.7補正 WB:オート ISO130

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仕事用の撮影(もちろん、このCX5はブツ撮り用カメラとして持参)の合間に、季節外れ(?)のシャクナゲの花を撮影した。
◆リコー CX5 300ミリ相当で撮影 プログラムオート F5.6 1/73秒 WB:オート ISO200

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暮れゆく相模湖
◆リコー CX5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.5 1/104秒 -0.7補正 WB:屋外 ISO100

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暮れていく空の「青」を背景に、駅前の看板の“光と色”がとても印象的に映った。
◆リコー CX5 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.5 1/6秒 WB:屋外 ISO200