機材レポート

いろいろあるけど、動画クオリティで選ぶならコレかな!?『ソニー サイバーショットDSC-HX9V』

ソニー サイバーショットDSC-HX9V

ソニー サイバーショットDSC-HX9V
昨年モデルのHX5Vでは、上面のマイクの位置が極端に端(左手側)に寄っていた。そのため、カメラに左手を添えた際に、マイク穴を塞いでしまうことが懸念された。しかし、HX9Vのマイク位置はかなり中央寄りになったので、そんな心配をしなくて済む。

 現在、7〜8台のコンパクトデジカメを所有&活用しているボクだけど(実は“所有する”だけならもっと数は増える・笑)、動画も重視した撮影では『ソニー サイバーショットDSC-HX9V』を選択することが多い。AVCHD規格の「1920×1080/60i」フルHD動画、動きながらの撮影に威力を発揮する「アクティブモード」の手ブレ補正…など、デジタルスチルカメラでありながら、高い動画撮影機能を持っている機種なのである。

 ちなみに、このカメラには、より高精細なフルHD動画「1920×1080/60p」モードも搭載されているが、AVCHD規格に準拠していなくて、そのままではブルーレイディスクに記録できない。だから、ボクは「60p」じゃなくて「60i」のFXモードに設定して使用している。まあ、主な用途は“気軽に撮影するホームビデオ”だから、このFXモードでも十分だけどね。

そう考えると、昨年モデルの「DSC-HX5V」とそう変わらない気もするけど、光学ズームの倍率が10倍から16倍に拡張されているのは魅力的だし(静止画時/24〜34ミリ相当 動画時/25〜400ミリ相当)、AVCHD規格の最高画質モードの差(HX5Vは17MbpsのFHモード、HX9Vは24MbpsのFXモード)もけっこう気になる。

ただし、モードダイヤルが静止画のモードに設定されていると、動画のレスポンスが悪くて使う気にならなかったり(動画ボタン押して録画が開始されるまで5秒以上かかる)、その動画ボタンも押しにくいとか、操作面での不満はいくつかある。とはいえ、撮影したHD動画のクオリティには、けっこう満足してます。

また、これは主に静止画関連の話になるけど、フォーカス方式が多彩だったり(フレキシブルスポットAF、セミマニュアル、マニュアル、の追加)、画質調節機能(カラーモード、再度、コントラスト、彩度)が搭載されていたり、といった点も魅力的。そう、下位モデルのHX7Vや昨年モデルのHX5Vとはひと味違う“高機能ぶり”も、この『DSC-HX9V』の大きな魅力なんだよね。

作例1(C)吉森信哉
歩道脇の空き地に咲いていたタチアオイ。その淡い色にメリハリをつけるため、カラーモードを「ビビッド」に設定した。
◆ソニー サイバーショットDSC-HX9V 24ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/500秒 WBオート ISO100

作例2(C)吉森信哉
これもタチアオイだが、こちらの花の色は少し鮮やか。かなり近いから撮影した。広角側の最短撮影距離は約5cmで、マクロモードなどの切り換えナシで寄れる。
◆ソニー サイバーショットDSC-HX9V 24ミリ相当で撮影 プログラムオート F3.3 1/1000秒 -0.3補正 WBオート ISO100

作例3(C)吉森信哉
このタチアオイの花は、2車線の車道を挟んだ“向こう側”に咲いていたもの。「フレキシブルスポットAF」機能を使用して、狙った花にしっかりピントを合わせた。
◆ソニー サイバーショットDSC-HX9V 384ミリ相当で撮影 プログラムオート F5.9 1/250秒 -0.3補正 WBオート ISO100

鉄橋を渡る列車を、望遠端から広角端にズームしながら撮影してみた(手持ちの状態で)。ちなみに、手ブレ補正の「アクティブモード」の効果が実感できるのは広角側である。