機材レポート

尋常ではないシャープさを再確認!『オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ』

オリンパス E-5+ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
「F2.0」という大口径ながら、とてもコンパクトな「オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ」。

オリンパス E-5+ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
165gと超軽量なZUIKO DIGITAL 35ミリF3.5マクロと比べると、さすがに少し重みを感じる「ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ」。といっても、その数値は「300g」だから大したコトはない。むしろ、E-5ボディとのバランスを考えると、このくらいあった方がイイかも。

 前回は「オリンパス E-5+ZUIKO DIGITAL ED 14-35ミリF2.0 SWD」の組み合わせを、オリジナルデータ版で紹介した。でも、実はその撮影の際に、もう1本の借用レンズも持参したんだよね。それは『オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ』である。コレ、35ミリ判換算で「100ミリ相当」の大口径中望遠マクロレンズだけど、E-5ボディとは違って特に新しい製品ではない…というか、かなり古いよ!(笑) 何せEシリーズの初代モデルE-1(2003年10月発売)の頃に登場したレンズだもの。

 ボク自身が所有&使用しているのは、コンパクトなE-620ボディと、これまたコンパクトな「ZUIKO DIGITAL 35ミリF3.5マクロ」。中望遠と言うより“少し長めな標準”といった感じのマクロレンズだが、レンズ単体で等倍(1倍)までの撮影が可能。フォーサーズで「等倍」って言ったら、35ミリ判換算だと「2倍相当」の高倍率になるからねぇ。一方、今回使用した「ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ」の最大撮影倍率は0.52倍で、35ミリF3.5マクロほどの倍率ではない。

…でも、今回使用してみて、この50ミリF2.0マクロの恐ろしいほどのキレの良さを、あらためて実感した。特に、近接撮影時のピントが合った部分の描写は息を飲むほど。使用ボディが、新画像処理エンジン「TruePicV+」でファインディテール処理を施したE-5である点を考慮しても、このシャープさはスゴイでしょ!! いやぁ、こんなに“キレるマクロレンズ”を使ったのは、シグマの「マクロ70ミリF2.8 EX DG」(※フォーサーズマウントじゃないけど)以来かもしれないナァ〜。

(C)吉森信哉
◆オリンパス E-5 ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ 絞り優先オート F2.0 1/200秒 -0.3補正 WB:曇天 ISO200 3024×4032ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆オリンパス E-5 ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ 絞り優先オート F2.5 1/500秒 WB:曇天 +0.3補正 ISO200 4032×3024ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆オリンパス E-5 ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ 絞り優先オート F2.0 1/800秒 WB:オート ISO200 4032×3024ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆オリンパス E-5 ZUIKO DIGITAL ED 50ミリF2.0マクロ 絞り優先オート F2.0 1/640秒 +0.7補正 WB:オート ISO200 3024×4032ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)