機材レポート

最新の薄型「電動式標準ズーム」をゲット!!『LUMIX G X バリオ PZ 14-42mmF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』

パナソニック LUMIX DMC-GF2+LUMIX G X VARIO PZ 14-42ミリ/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
単焦点のパンケーキレンズ「14ミリF2.5」には敵わないけど、標準ズームとしては破格に薄い『LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』。これならGF2ボディに装着した状態でも携帯性は抜群!! カラーは「ブラック」と「シルバー」の2色。この先、DMC-GX1(エスプリブラック)の購入も考えているので「ブラック」仕様を選択。ちなみに、発売日の10月13日に買いました。

パナソニック LUMIX DMC-GF2+LUMIX G X VARIO PZ 14-42ミリ/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
鏡胴の側面にある「ズームレバー」。で、その下には「フォーカスレバー」が配置されている。う〜ん、ズーム操作に関しては、逆の配置の方が使いやすい気がするけど…。まあ、そのあたりは「カメラをどう構えるか?」によって変わってくるけどネ。

パナソニック LUMIX DMC-GF2+LUMIX G X VARIO PZ 14-42ミリ/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
従来タイプの標準ズーム「LUMIX G バリオ 14-45ミリF3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」の全長は約60ミリ。それと比較すると、この『LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』の沈胴時の全長「約26.8ミリ」という数値は、ホント驚きだよねー。ちなみに、電源ONで鏡胴が伸びた状態でも“プラス20ミリ”くらいです(※焦点距離14ミリ時で)。

パナソニック LUMIX DMC-GF2+LUMIX G X VARIO PZ 14-42ミリ/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
『LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』の最大径は「G バリオ 14-45ミリ」より1ミリ太い61ミリ。だけど、フィルター径は「37ミリ」と格段に小さいヨ(14-45ミリのフィルター径は52ミリ)。この37ミリ径の専用キャップ、ちょっと可愛いぞ!

 去る10月初旬、近所のカメラ店で衝動的に購入した『パナソニック LUMIX DMC-GF2』。「そろそろミラーレス一眼を買おうか。オリンパスPEN Lite E-PL3にしようかな? それともソニーNEX-5Nかな?」と考えていたところ、値段の安さに惹かれてLUMIX DMC-GF2のレンズキット(同梱レンズはLUMIX G 14ミリF2.5 ASPH.)を購入しちゃったワケですナ。

 …で、その時のレポートの最後に「安かったからという理由だけでなく、今後の購入プランを睨んだうえの選択」と述べた。決め手になったのは“電動ズームを搭載した新標準ズームの登場”。10月13日に発売された『LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』の存在である。そう、GF2レンズキットの購入を決意したのは、この新しい標準ズームに魅力を感じていたからなのだ。

仕事柄、ボクはカメラやレンズなどの撮影機材の写真を撮ることが多い(このブログ用とかで)。もちろん、主役は撮られる方の機材(変な表現だな・苦笑)なので、それを撮影する機材は、できるだけかさ張らないことが望まれる。だから、リコーCX5のようなスマートボディでマクロに強い(ズーム全域でアップで撮れる)コンパクトデジカメを多用してきた。…でも、センサーサイズが小さくてボケ効果が期待できず、背景が煩雑になってしまう事も多かった。

そういう理由で、適度なボケ効果が得られるマイクロフォーサーズ機などに注目したワケだけど、いくらボディがコンパクトでも、レンズを装着した状態だと必然的に張ってくる…。そこが、レンズ交換式カメラの“悲しいさだめ”。そう、パンケーキタイプの単焦点レンズ以外はね。

だが、『LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』には「電動沈胴機構」が採用されていて、電源OFFの沈胴時には「全長・約26.8ミリ」というパンケーキレンズ並の薄さを実現している。お〜っ、これならGF2ボディに装着した状態でも、バッグ内の“交換レンズのスペース”に楽に収納できちゃうヨ!

 そして、デジタル一眼専用レンズとして初めて「電動ズーム機能」が搭載されたことで、動画撮影時のズーム操作(動作)がスムーズにおこなえるようになった。ええ、これは動画撮影においては非常に重要ですからねっ!

菊花展にて

望遠端の42ミリに設定しつつ、事前にタッチフォーカスで左(奥)のピンク色の菊にピントを合わせて撮影開始。その後、タッチフォーカスで今度は右(手前)の黄色の菊にフォーカスを合わせる。そして、鏡胴横のズームレバーを操作して、広角端までズーミング(ズーム速度は3段階の中間「M」に設定)。う〜ん、タッチフォーカスだけでなく、タッチズームの機能も欲しいナァ。…ということで、電動ズームの機能をフルに活用するためにも「DMC-GX1」の購入が確定的です(笑)。

 なお、今回の新標準ズームと新望遠ズーム(LUMIX G X バリオ PZ 45-175ミリF4.0-5.6 ASPH./POWER O.I.S.)は、LUMIX Gレンズ群の中で「Xレンズ」にカテゴライズされる初めての製品になる。Xレンズ、それは…磨き抜かれた解像感やコントラスト性能、ナノサーフェスコーティングによるレンズ内反射の低減、などがウリの“LUMIX最高峰のレンズ”らしいゾ。

 まあ、この『LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.』の場合は、正直そんなに“すんごく高性能なレンズ”じゃないと思う(沈胴式による携帯性の良さや電動ズーム機能がウリのレンズだし)。でも、実写してみて“十分満足できる描写性能”は得られたし、レンズキット用の標準ズームとしては優秀だと思うヨ。

ピンク色のバラ(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(42ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/320秒 +0.7補正 WB:オート ISO100 JPEG(※オリジナルデータ)

秋の光を集めて(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(42ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/400秒 +0.3補正 WB:オート ISO100 JPEG(※オリジナルデータ)

ツタの絡まる樹木(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(42ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/100秒 WB:オート ISO100 JPEG(※オリジナルデータ)

総門の大提灯(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(14ミリで撮影) 絞り優先オート F8 1/60秒 WB:曇り ISO400 JPEG(※オリジナルデータ)

吽形の狛犬(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(35ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/50秒 WB:曇り ISO400 JPEG(※オリジナルデータ)

菊花展の一画(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(42ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/80秒 +0.3補正 WB:オート ISO160 JPEG(※オリジナルデータ)

ピ色づき始めた銀杏(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(14ミリで撮影) 絞り優先オート F11 1/60秒 +0.3補正 WB:オート ISO100 JPEG(※オリジナルデータ)

燃えるような秋色(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(42ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/100秒 +0.3補正 WB:オート ISO100 JPEG(※オリジナルデータ)

木彫りの大作(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(19ミリで撮影) プログラムオート F4.3 1/20秒 WB:オート ISO400 JPEG(※オリジナルデータ)

旅先の朝(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GF2 LUMIX G X バリオ PZ 14-42ミリF3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.(14ミリで撮影) 絞り優先オート F11 1/160秒 +1補正 WB:晴天 ISO100 JPEG(※オリジナルデータ)