機材レポート

新鮮だけど実は懐かしい!? 小振りな標準マクロの魅力を再認識『AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G』

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手軽な大口径レンズ「AF-S DX ニッコール35ミリF1.8G」はお気に入りのレンズだけど、この『AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G』も同じくらい手軽で気に入ってる1本。大口径の35ミリと、マクロの40ミリ…。撮影シーンやその日の気分で使い分けたいと思う。

10日(金)から、広島の実家に帰省中。いやぁ~、西日本も暑いですわ、ホントに…。

今回の帰省で選んだメインのカメラは「ニコンD7000」で、交換レンズは、標準ズームの「AF-S DX ニッコール16-85ミリF3.5-5.6G ED VR」と、望遠ズームの「AF-S DX ニッコール55-300ミリF4.5-5.6G ED VR」。まあ、この2本に関しては特に面白味ナシ(笑)。

それに、単焦点マクロレンズの『AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G』も加えてみた。このレンズは最近買ったモノだけど、実はこれまではそんなに注目してなかった製品である。だけど、6月に発売された「最新版ニコンユーザーのためのレンズ選び」の撮影と執筆の際に使用してみて、コンパクト&軽快さ、安定した画質、そして汎用性の高い“自然な画角”に感心して購入した。

現在、ニコンDXフォーマット用のマクロレンズで多用しているのは、望遠の「AF-S DX マイクロニッコール85ミリF3.5G ED VR」である。そのマクロ撮影時の“ワーキングディスタンスの長さ”や、望遠特有の“背景の省略”や“ボケ効果”は、狙った花や昆虫をクローズアップするに非常に適している。…だけど、一般撮影用のレンズとしてみた場合、127.5ミリ相当になる望遠の画角は、イマイチしっくりこないんだよねぇ、個人的には。

その点、60ミリ相当の標準画角になる40ミリマイクロなら、目の前の風景が自然に切り取れる印象で、とてもしっくりくるのよ、ボクとしては。だから、風景撮影も楽しみながら、スーッとそのまま自然にマクロ撮影に移行できちゃう。このシームレスな感覚が、何だか新鮮だねぇ。…あ、この感覚って、1980年代初めにF3と一緒に「Aiマイクロニッコール55ミリF2.8S」を買って使った時の感覚に似てるかも!(ボケの度合いは違うけど) そりゃあ、しっくりくるハズだわ(笑)。

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朝の彩(いろどり)
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F3 1/400秒 WB:晴天 ISO100 JPEG

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自宅前からの眺め
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F8 1/200秒 -0.7補正 WB:晴天 ISO100 JPEG

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小さな花と紫蘇
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F5.6 1/125秒 WB:晴天 ISO100 JPEG

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庭の来訪者(住人?)
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F3.2 1/160秒 -0.3補正 WB:晴天 ISO100 JPEG

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柘榴の実
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F2.8 1/200秒 WB:晴天 ISO100 JPEG