機材レポート

芸備線の駅を訪ねる旅 ~2012年・夏の想い出~

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この夏、いろんな場所&場面で大活躍した『ソニー サイバーショット DSC-RX100』。…と、標準ズームも望遠ズームも出番なく、使ったのはコレ1本「AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G」を装着した『ニコン D7000』。この2台のカメラを持って、懐かしの芸備線の駅へGO!

あ~う~、9月も半ば近くだというのに、何ですかね? この暑さは!? こう暑いと、気分はまだまだ“夏休み延長戦”。50歳にもなって学生気分でもないだろうが(笑)。

2012年の夏。広島に帰省した8月10日からの約10日(長)が、まさしくボクにとっての夏休みだった。まあ、前半は“撮影に関するイベント”は特になく、高校の時のクラス会に出席したりした。後半は、義父の一周忌法要があったりする。

でもなぁ、やっぱり撮影に関する“夏の想い出”が欲しい!

…ということで、後半に予定されてる義父の一周忌法要の前に、ふと思い立って、久しぶりに「芸備線」の駅を巡ることにした。持参するカメラは『ソニー サイバーショット DSC-RX100』。それと「AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G」を装着した『ニコン D7000』なり。

JRの芸備線は、広島駅~備中神代(岡山県新見市)を結ぶ、全線約159キロのローカル線(地方交通線)。まあ、さすがに全線の駅を訪れるのは無理なので、山間の景色が堪能できる、地元駅「備後庄原駅」から、木次線に接続する「備後落合駅」までの全6駅を訪れることにした。

本当なら、芸備線の列車に乗って、途中下車しながら駅や周辺を撮りたいところ。…でも、時刻表で運行ダイヤをチェックして唖然。備後庄原から朝いちばんの列車で備後落合まで行くと50分後に折り返しの列車が出る。ここまではイイんだけど、その列車を下車すると、次の列車が来るのは約4時間後!! いくらボクが“何にもない駅”が得意でも、さすがに4時間はツライ(苦笑)。で、その次の列車が約1時間半後で、その次は約2時間半後…。

そういうワケで、今回(この夏)は軟弱だけど、午後の遅めの時間から自家用車で巡ることにした。

「備後庄原駅」は、時間帯によって委託の人が切符を販売してたりする。だから、まだ少しは賑わいが感じられる(昔の賑わいには遠く及ばないが)。…だけど、そこから先の各駅はほとんどが無人駅(備後西城駅は備後庄原駅と同様の簡易委託駅)。しかも、前述のとおり運行ダイヤは疎らなので、スタートの備後庄原駅で到着列車に遭遇した以外は、列車も待ち人も見かけない“完全無人状態”であった。う~ん、寂しい。寂しすぎるぞ!

でも、この“寂しい夏のローカル線”の雰囲気は嫌いじゃない。山間の駅前にこだまする蝉時雨、夕方近くになって少し赤みを帯びた夏の光と長い影…。そういった音や光の“夏の記憶”が妙に懐かしくなる(1ヵ月も経ってないけど)今日この頃…。

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「備後庄原駅 15:25」
◆ソニー サイバーショット DSC-RX100 28ミリ相当で撮影 シャッター優先オート F3.2 1/250秒 +0.7補正 WB:オート ISO125 JPEG

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「高駅 15:41」
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F8 1/250秒 -0.3補正 WB:晴天 ISO100 JPEG

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「平子駅 15:59」
◆ソニー サイバーショット DSC-RX100 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F8 1/400秒 WB:オート ISO125 JPEG

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「備後西城駅 16:23」
◆ソニー サイバーショット DSC-RX100 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F2.8 1/320秒 WB:オート ISO125 JPEG

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「比婆山駅 17:18」
◆ニコンD7000 AF-S DX マイクロニッコール40ミリF2.8G 絞り優先オート F4 1/100秒 -0.3補正 WB:オート ISO100 JPEG

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「備後落合駅 17:47」
◆ソニー サイバーショット DSC-RX100 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F5.6 1/400秒 WB:オート ISO125 JPEG