機材レポート

薄くて軽くて安い…。満足度の高いパンケーキレンズ『キヤノン EF40ミリF2.8 STM』

キヤノン EOS 60D + EF40mm F2.8 (C)吉森信哉
厚みわずか22.8mmの「EF40ミリF2.8 STM」は、手持ちのEOS 60Dボディに装着してみると、そのコンパクトさを実感する。EOS 60Dも割とコンパクトなボディなんだけど(もちろん、Kissシリーズほどじゃないけど)、この40ミリを装着すると妙にデカく見えちゃう。

キヤノン EF40mm F2.8 (C)吉森信哉
EFレンズ最薄型レンズだけど、外観の作りや質感などは意外(失礼!)とイイ感じ。そう、フォーカスモードスイッチもしっかりしてるし、フォーカスリングの材質や操作感も良好!

 昨年秋に敢行した”フルサイズ一眼レフ、キヤノンからニコンに鞍替え大作戦!!”以降、手持ちのキヤノン交換レンズ群もずいぶん整理した。3本あった高性能な「L仕様レンズ」も手放して、EOS 60DやKissシリーズにマッチするAPS-C専用の標準と望遠のダブルズームを購入(今さらかい)。あとは、使いやすい焦点距離でコンパクトな単焦点レンズが数本あるけど…。

 その”使いやすい焦点距離でコンパクトな単焦点レンズ”の代表とも言える製品を、つい最近購入した。「厚み22.8mm・重さ約130g」のEFレンズ最薄&最軽量のパンケーキレンズ『EF40ミリF2.8 STM』である。いや〜、たしかにコレは薄くて軽いわ(まあ、重さやEF50ミリF1.8IIと同じだが)。しかも、フルサイズボディ対応なのも素晴らしい! もう持ってないけど(笑)。

この40ミリを、キヤノンのAPS-Cサイズボディに装着すると「64ミリ相当」という”少し長めの標準”の画角になる。正直なところ、フルサイズボディで”少し短めの標準”として使うのがベストだと思うけど(自分としては)、慣れてくれば「64ミリ相当」の画角もけっこう使いやすい。そう、風景では画角が狭く感じるけど、近くにある被写体を、適度な間合いで自然に切り取れる画角なんだよね。

小さくて、軽くて、使いやすい。おまけに値段も安い(カメラ量販店で1万7000円台で買った)。…と、三拍子も四拍子も揃った、この『EF40ミリF2.8 STM』。最短撮影距離も0.3mと短めだし、円形絞りも採用している。STM(ステッピングモーター)のレスポンスや静粛性も好印象。描写性能にも特に不満はナイ! 仕様や性能もなかなかハイレベル。そうだなぁ、今度はコンパクトなKissシリーズボディと組み合わせて使ってみたいレンズだなぁ〜。
作例1(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F2.8 1/200秒 WB太陽光 ISO100 5184×3456ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

作例2(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F2.8 1/2000秒 WB太陽光 ISO100 3456×5184ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

作例3(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F8 1/320秒 -0.7補正 WB太陽光 ISO100 5184×3456ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

作例4(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F4 1/80秒 WBオート ISO250 5184×3456ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

作例5(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F8 1/200秒 -2.3補正 WB太陽光 ISO100 3456×5184ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

作例6(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F2.8 1/125秒 WB太陽光 ISO100 5184×3456ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

作例7(C)吉森信哉
◆キヤノン EOS 60D EF40ミリF2.8 STM 絞り優先オート F8 1/400秒 WB太陽光 ISO100 5184×3456ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)