機材レポート

思い出コデジ(2)・スリムなのに無茶しすぎ!!攻めモード全開『カシオ・エクシリムEX-P600』

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◆撮像素子:有効600万画素1/1.8型CCD ◆レンズ(35ミリサイズ換算):33~132ミリF2.8-4 ◆撮影モード:PASM ◆液晶モニター:2.0型TFTカラー液晶 ◆ISO感度:50~400 ◆記録メディア:SDカード、内蔵メモリー ◆記録方式:JPEG ◆電源:リチウムイオン充電池 ◆大きさ・重さ:97.5×67.5×45.1㍉(最薄部26.1㍉)・225㌘ ◆発売期日:2004年4月 ◆価格:オープン(約6万円)

 あれは3年前の春のこと。「デジタルCAPA」で、数台の新型コンパクトデジカメの実写レポートを担当した。そのなかで、最もインパクトがあって、異彩を放っていたのがコレ。『カシオ・エクシリムEX-P600』である。そういえば、「エクシリムPRO」と銘打つシリーズに属するモデルだったナ…。エクシリムと言えば“薄型のスタイリッシュモデル”というイメージが固まりつつあっただけに、その物々しいスタイルにはビックリしたねー。基本的にはスリムなのよ、ボディのベース部分は。そこに「CANON LENS」と堂々と銘打った光学4倍ズームのユニットをトッピング。もー、気分は合体メカ! デザイン的に少々変でも、バランスが悪くても、その気合いの入った無茶っぷりに、ハートを直撃されちゃったのよネ!!

 機能的にもかなり気合いが入っていた。当然、P(プログラム)以外にASMの露出モードもアリ。そして、航空機の計器をイメージさせる撮影情報表示の新開発「Ex Finder」を搭載するなど、かなりの「攻め攻めモード」仕様のカメラですから。ハッキリ言って攻めすぎでしょう。すべての機能を把握して、状況に応じて使いこなすのは困難(笑)。それだけに、趣味性はバツグン。あ~、何だかまた使いたくなっちゃったヨ。こういうカメラ、また出てこないかなぁ…。

(※おわび&訂正:アップ時に型番を「EX-Z600」と表記しちゃいまいた。正しくは「EX-P600」です。ゴメンなさいね~)

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スリムさがウリの「エクシリム」ボディに、キヤノン製の“プチ大口径4倍ズーム”ユニットをドッカンと装着。う~む、尋常じゃないカメラよのぅ…。じゃが、そのドッカンぶりが、デジカメ狂のわしらのハートを「キュン」とさせるんじゃいっ!! そう思わんかい?猫ちゃ~ん(←かなり尋常じゃない文章・笑)