機材レポート

ズームとは違う”ボケ効果”で選んだ単焦点『ソニー E50ミリF1.8 OSS』

NEX-6+E 50mm F1.8 OSS
小振りながら、アルミニウム合金製の外装は高品位感が漂う。フォーカスリング部のローレットの感触も好み。NEX-6ボディとのマッチングも良好である。

 現在、ボクが「ソニー NEX-6」を使用する場合には、二通りのレンズ選択がある。ひとつは「E PZ16-50ミリF3.5-5.6 OSS+E55-210ミリF4.5-6.3 OSS」という”標準ズーム+望遠ズーム”という組み合わせ。もうひとつは「タムロン 18-200ミリF3.5-6.3 Di III VC」という”高倍率ズーム一本勝負”である。カバーできる画角は”標準ズーム+望遠ズーム”の方がわずかに勝るが(広角も望遠も)、レンズ交換の手間が省けて撮影状況の変化にスピーディに対応できるのは”高倍率ズーム一本勝負”の方。まあ、あまり深くは考えてないけど、予想される撮影状況やその日の気分などで、どちらのレンズ選択をするか決めてるけどね。

 だが、どちらのレンズ選択をしても不満はある。それは焦点距離(画角)に関する不満ではなく”開放F値が暗めである”という点。それによって、光線に恵まれない場所だとシャッター速度が遅くなったり、ボケ効果もあまり大きくない、といった不満が生じてくる。シャッター速度に関しては”ISO感度アップ”という手段で対応できるけど、画質を考慮すると極端な高感度には設定したくないんだよねぇ…。ということで、ズームレンズとは違う”開放F値の明るさ”を求めて単焦点レンズを選ぶことにした。そう、焦点距離はズームレンズと被ってもイイから。

候補となるレンズは、「E 35ミリF1.8 OSS」と「E 50ミリF1.8 OSS」の2本。あ、ボケ効果重視なんで広角の「ゾナーT* E 24ミリ1.8 ZA」は除外ね。ツァイスブランド製品は予算的にNGという事情もあるけど(笑)。

いま述べたとおり、今回はボケ効果重視ということで、焦点距離が長い『E 50ミリF1.8 OSS』を選択した。まあ、焦点距離が長いといっても75ミリ相当(※35ミリ判換算)の画角なので”少し長い標準レンズ”感覚で使える。ちなみに、これまでも一眼レフ(APS-Cサイズ)で”複数のズームレンズ+50ミリ”という組み合わせで撮影に臨むことが多かったので、まったく違和感なく使えると思う。また、F1.8の大口径でありながら光学式手ブレ補正機構(OSS)も搭載している、という点も魅力的。

レンズ全長は「62mm」と少し長めだが、フィルター径は「49mm」なので適度にコンパクトな印象がある。そう、この”適度に”という点はけっこう重要。パンケーキタイプのレンズだと、ボディに装着した際は軽快だけど、バッグに収納する際には”小さすぎて収め所が定まらない”という不安定さもあるから。

ちなみに、今春の花(桜をメインとした)の撮影では、「NEX-6+16-50ミリ+55-210ミリ+50ミリ」という組み合わせで出かけることが多かった。もちろん、「E 50ミリF1.8 OSS」のボケ効果も十分に満喫できたよ。

F1.8(E50ミリF1.8 OSSで撮影)
作例1(C)吉森信哉

F5.6(E PZ16-50ミリF3.5-5.6 OSSで撮影)
作例2(C)吉森信哉
開放F値が3段以上も違うと、当然ボケ効果も大きく違ってくる。
◆共通データ:ソニー NEX-6 50ミリで撮影 絞り優先オート WB:オート ISO100

作例3(C)吉森信哉
「75ミリ相当」の画角は、スナップや風景でも”使いやすい画角”だと思う。
◆ソニー NEX-6 E 50ミリF1.8 OSS 絞り優先オート F2.8 1/1000秒 +0.3補正 WB:太陽光 ISO100

作例4(C)吉森信哉
ボケ効果全開!!(笑)
◆ソニー NEX-6 E 50ミリF1.8 OSS 絞り優先オート F1.8 1/320秒 +0.3補正 WB:オート ISO100

作例5(C)吉森信哉
自然な画角と大きなボケ効果が、身の回りの風景やモノを”ドラマチックな場面”に変える。
◆ソニー NEX-6 E 50ミリF1.8 OSS 絞り優先オート F1.8 1/500秒 WB:太陽光 ISO100

作例6(C)吉森信哉
夕方の柔らかい光が印象的だった。
◆ソニー NEX-6 E 50ミリF1.8 OSS 絞り優先オート F2.5 1/320秒 WB:太陽光 ISO100