機材レポート

車窓風景を”流し撮り”しながら、懐かしい岬へ…『オリンパス STYLUS 1』

オリンパス STYLUS 1
前面グリップ側(下側)に配置されるコントロールレバー。このレバーをグリップ側に起こし、レンズ鏡筒基部のハイブリッドコントロールリングを操作することで、快適なMF撮影がおこなえる。

 7月上旬、梅雨の晴れ間を狙って、真鶴半島の先端に位置する「真鶴岬」に出かけた。今回の目的は『デジキャパ!』8月号の作例撮りなのだが、せっかく旅気分が味わえる場所に出かけるので、道中の車窓(電車やバス)風景も楽しみたいなぁ、と思った。

 新宿からJR湘南新宿ライン「小田原行き」に乗車し、横浜で東海道線「熱海行き」のグリーン車(2階建の2階席)に乗り換える。ここからの車窓風景を”流し撮り”してみよう。あれ、これって流し撮りじゃなくて”流れ撮り”かも!?(笑)

使用したカメラは『オリンパス STYLUS 1』。まあ、これも作例撮りに関係してるけど(状況撮影用として持参)、MF撮影が快適におこなえて、3段分の減光が可能なNDフィルターも内蔵しているので、車窓風景の撮影にもピッタリ!

撮影モード:シャッター優先オート(1/30秒に設定)、ピクチャーモード:Vivid、ドライブモード:連写、NDフィルター設定:ON。このように設定し、その内容をカスタムモード1(C1)に登録。でもって、通常撮影(絞り優先オートでブラケット撮影)もおこないつつ、車窓風景を流し撮りしたいポイントがきたらモードダイヤルを「C1」に合わせて撮影するのである。

…それにしても、久しぶりだなぁ、真鶴半島に行くのって。どれくらいぶりだろう? 20年ぶりくらいかな!?(←あやふや) まあ、天気にも恵まれてイイ気持ちですわ。今度は作例撮り抜きの”純粋な旅”として訪れたいねぇ。

作例1(C)吉森信哉
特急車両の”赤いライン”が印象的だった。
◆オリンパス STYLUS 1 28ミリ相当で撮影 シャッター優先オート F4.5 1/30秒 WB:オート ISO100

作例2(C)吉森信哉
車窓から海が見えてくると、やっぱテンションが上がる!
◆オリンパス STYLUS 1 28ミリ相当で撮影 シャッター優先オート F6.3 1/30秒 WB:オート ISO100

作例3(C)吉森信哉
真鶴駅に到着。ここでは通常のモード&設定で撮影。ホームの荒れた花壇がイイ味出してるわ〜(笑)。
◆オリンパス STYLUS 1 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F5.6 1/320秒 WB:オート ISO100

作例4(C)吉森信哉
真鶴駅から乗った岬(ケープ真鶴)行きのバスは、海岸沿いの道を走る。そして、このあたりから鬱蒼とした樹林に向って進んでいく。
◆オリンパス STYLUS 1 28ミリ相当で撮影 シャッター優先オート F7.1 1/30秒 WB:オート ISO100

作例5(C)吉森信哉
真鶴岬の「三ツ石海岸」に到着。注連縄が架けられた岩場(三ツ石)が印象的。作例撮影は、この海岸の”潮だまり”でおこなう(防水コンデジで)。
◆オリンパス STYLUS 1 92ミリ相当で撮影 絞り優先オート F4.5 1/640秒 WB:オート ISO100