機材レポート

最新Gシリーズ2モデル、実写チェック!!『パナソニック LUMIX DMC-GX8+LUMIX DMC-G7』〜前編〜

パナソニック LUMIX GX8/LUMIX G7
左:パナソニック LUMIX DMC-G7+LUMIX G VARIO 14-140ミリ/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S
右:パナソニック LUMIX DMC-GX8+LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8 ASPH./POWER O.I.S

パナソニック LUMIX GX8
「LUMIX DMC-GX8」の機構上の大きな特長、チルト式の大型・高精細ファインダー。機能的にはチルト式モニターに近いのだが、カメラを構えた際の安定感や視認性の高さは、ファインダーの方が勝っている(まあ、モニターの方は顔から離して使えるが)。

パナソニック LUMIX G7
「LUMIX DMC-G7」には内蔵フラッシュが搭載されている…って、まあ、特別な機能じゃないけどね(笑)。でも、もう1台のDMC-GX8は内蔵フラッシュ非搭載モデルだから、これの有無で機種選択をする人もいるかも。

パナソニック バッテリーパックDMW-BLC12
使用するバッテリーパックは、どちらも「DMW-BLC12」。だから、予備バッテリーを用意しておけば、両方のカメラを使ったり、もう一方のカメラに買い替えたり…そういう状況になっても便利! ちなみに、コンデジの高倍率ズーム機のDMC-FZ1000とDMC-FZ300のバッテリーパックも「DMW-BLC12」である。

 最近のパナソニックのGシリーズ(ミラーレス一眼)やハイエンド系のコンデジでは”4K動画”や”4Kフォト”の機能を搭載するモデルが注目されている。ボク自身、昨年に購入したハイエンド系コンデジの「パナソニック LUMIX DMC-FZ1000」で、その機能のクオリティや便利さを体験した。…でも、多くのカメラユーザーにとっては”静止画撮影カメラとしての資質や性能”の方が、より気になるんじゃないかな、と思う。

 そこで、Gシリーズの新しめの実力派モデル『パナソニック LUMIX DMC-GX8』と、同『LUMIX DMC-G7』の2モデルを借用して、特長やテイストの違いなどをチェックしてみたい。

交換レンズの方は、大口径標準ズーム「LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8」、高倍率標準ズーム「LUMIX G VARIO 14-140ミリ/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S」、中望遠マクロ「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45ミリ/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S」。以上の3本を借用した。う〜ん、個人的にどのレンズも欲しいよ(笑)。

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パナソニック LUMIX GX8+LUMIX G VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.
フラットな形状だが、割と大柄な印象の「パナソニック LUMIX DMC-GX8」に、大口径標準ズーム「LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8 ASPH./POWER O.I.S」を装着。小振りなレンズとの外観バランスがイマイチのDMC-GX8だが、逆にこういった大柄(太め)のレンズとのバランスはとても良い。

 ペンタ部のような出っ張りがないフラットなボディに、チルト式電子ビューファインダーを搭載。ボディ内手ブレ補正機構を搭載。…という従来モデルDMC-GX7の仕様を踏襲しつつ、それらの性能を向上させたのが『パナソニック LUMIX DMC-GX8』である。

 ファインダー倍率は約1.39倍から約1.54倍に、ボディ内手ブレ補正はイメージセンサーシフト式からイメージセンサーシフト式+レンズ側による※「Dual I.S.」対応に(※対応レンズとレンズのファームアップが必要)。…といった具合に向上している。

そして、DMC-GX7にはチルト式モニターが採用されていたが、DMC-GX8にはより幅広い対応が可能なフリーアングル式のモニターが採用されている。

うーん、なかなか魅力的な仕様だよなぁ。特に、個人的には”チルト式電子ビューファインダーの搭載”が魅力だな。ファインダーを上から覗く、かつての二眼レフやハッセルブラッドのような、あの感覚が好きなんだよね。正直、このファインダーの仕様だけで、以前にDMC-GX7を買おうかと思ったもの。

そして、現在のGシリーズで唯一となる、新開発”20M Live MOSセンサー”の搭載も非常に興味深い。なんでも、従来のDMC-GX7と比べて解像力が約15%アップしたとか。

ネックは、価格が”お高い”コトか(苦笑)。この原稿を執筆している時点での大手量販店の価格をチェックしてみると、Gシリーズのフラッグシップ「DMC-GH4」ボディが10万6000円台なのに対して、この「DMC-GX8」ボディは12万円台強なんだよねぇ(※2015年11月12日時点のネット販売価格。ポイント還元分を差し引いた除いた税込価格)。

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GX8 LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8 ASPH./POWER O.I.S(18ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/400秒 −0.3補正 WB:オート ISO200 5184×3888ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GX8 LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8 ASPH./POWER O.I.S(15ミリで撮影) 絞り優先オート F8 1/125秒 −0.3補正 WB:オート ISO200 5184×3888ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GX8 LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8 ASPH./POWER O.I.S(12ミリで撮影) 絞り優先オート F16 1/320秒 WB:オート ISO200 3888×5184ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GX8 LUMIX G X VARIO 12-35ミリ/F2.8 ASPH./POWER O.I.S(12ミリで撮影) 絞り優先オート F2.8 1/5000秒 +0.3補正 WB:オート ISO200 5184×3888ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-GX8 LUMIX G VARIO 14-140ミリ/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S(140ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/320秒 +0.7補正 WB:オート ISO500 3888×5184ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

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パナソニック LUMIX G7+LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S
直線的なラインが印象的な「パナソニック LUMIX DMC-G7」に、ライカブランドの中望遠マクロ「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45ミリ/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S」を装着。このマクロレンズの専用フードも直線的だし、結構イイ組み合わせ、かも!?

 Gシリーズのメインストリームは、GHでもGXでもGFでもなく、その名が示すとおり「G」になるだろう。その「G」の最新モデルが『パナソニック LUMIX DMC-G7』である。

 このモデルを最初に見た感想は「何でこんなに角ばったボディになっちゃったかなぁ〜」という悲観的なモノ(笑)。前モデル「DMC-G6」のデザインは、フィルム一眼レフのペンタックス MZ-S(懐かしい!)を彷彿とさせる”いかり肩ライン”が特徴的だった。それとは違うデザインテイストを出したかったのかもね。まあ、見慣れてきたら、この角ばったボディも「悪くないナ」と思う。

機能的には、前後に2つの操作ダイヤルを装備、AF測距点は23点から49点に、高速連写は約7コマ/秒から約8/コマ(AFC時は約5コマ/秒から約6コマ/秒)に。…これらが、DMC-G6から向上した点である。

で、今回借用したもう1台の「DMC-GX8」との違いは…。センサーの有効画素数(G7:1600万画素・GX8:2030万画素)、ボディ内手ブレ補正の有無(G7:無・GX8:有)、RAWとRAW+JPEG時の連写撮影最大撮影コマ数(G7:約13コマ以上・GX8:30コマ以上)、内蔵フラッシュの有無(G7:有・GX8:無)、メカシャッターの最高速度(G7:1/4000秒・GX8:1/8000秒)、ファインダー(G7:固定式・GX8:チルト可動式)、ファインダー倍率(G7:約1.40倍・GX8:約1.54倍)。まあ、こういった所かな。

こうやって、今回借用した2台の機能をチェックしてみると、DMC-GX8の方がハイスペックなのは明らか。だけど、DMC-G7のスペックもイイ線いってる。ちなみに、ボディ価格をチェックしてみると、前述のとおりDMC-GX8は12万円強だが、DMC-G7は6万8000円弱。なんと、DMC-G7の方が5万2000円以上も安いのだ。そう考えると、DMC-G7は結構お買い得なカメラかも…。

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-G7 LUMIX G VARIO 14-140ミリ/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S(140ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/640秒 WB:オート ISO200 4592×3448ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-G7 LUMIX G VARIO 14-140ミリ/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S(140ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/640秒 +0.3補正 WB:オート ISO200 4592×3448ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-G7 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45ミリ/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S 絞り優先オート F2.8 1/500秒 +0.7補正 WB:オート ISO200 4592×3448ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-G7 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45ミリ/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S 絞り優先オート F2.8 1/100秒 +0.7補正 WB:曇り ISO200 4592×3448ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

(C)吉森信哉
◆パナソニック LUMIX DMC-G7 LUMIX G VARIO 14-140ミリ/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S(140ミリで撮影) 絞り優先オート F5.6 1/400秒 +0.3補正 WB:オート ISO200 4592×3448ピクセル JPEG(※オリジナルデータ)

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次回”〜後編〜”では、DMC-GX8とDMC-G7の違い(操作性や画質など)を、じっくり比較してみたいと思います!