機材レポート

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー! 手のひらサイズの超望遠でリングボケを堪能

2022年に応援購入サイト「Makuake」で好評を博した、APS-Cミラーレス用レフレックスレンズ「トキナー SZ PRO」シリーズが一般発売された。超小型軽量のMFレンズで、「SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF」は超望遠450mm相当の迫力とリングボケが楽しめる。

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー
ソニー α7 IV + Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF

ミラー反射式を採用した手のひらサイズの超望遠レンズ

400mm500mmのレフレックスレンズ (ミラーレンズ) をラインアップするトキナーから、APS-Cミラーレス用の300mm、600mm、900mmが発売された。今回は300mmを使用した。

ミラー反射式のレフレックスレンズはコンパクトな超望遠レンズが作れるが、APS-Cミラーレス用とはいえ、300mmが手のひらサイズなのは驚きだ。重さも235gしかない。

超望遠300mmを手のひらサイズで実現

全長わずか74.5mm、重さ235g。一見すると中望遠レンズかと思うくらい小さくて軽い。超望遠レンズをコンパクトにしやすいレフレックスレンズならではのメリット。

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー

フロントとリアにフィルターを装着できる

フロントのフィルター径は46mm、さらにリアにも34mm径のフィルターを装着できる。快晴の海や雪景色などの動画撮影で、常にNDフィルターを装着していたい場合に便利だ。

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー

個性的なリングボケが楽しめる

絞りはF7.1固定、ピントはMF専用。被写界深度はとても浅いが、ピントリングの回転角はシネマレンズに近い270°を採用し、シビアなピント合わせも行ないやすい。

レフレックスレンズの特徴である、個性的なリングボケも楽しめる。解像力も高く、野鳥や風景のほか、望遠スナップにもおすすめだ。

超望遠で引き寄せリングボケで個性的に描く

池に飛来したユリカモメを狙った。ボディ内手ブレ補正を活用すれば、超望遠を意識しないほど軽快に手持ちで撮影できる。水面のハイライトがリングボケになり、レフレックスレンズらしい写真になった。

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー
ソニー α7 IV トキナー SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 絞り優先オート F7.1 1/400秒 +1補正 ISO400 WB : オート

背景を意識してクローズアップ

最短撮影距離92cm、最大撮影倍率0.4倍のマクロ撮影が可能だ。まだ色付いていた葉を、背景のリングボケを意識してクローズアップ。手持ちで撮影できるので構図の微調整もしやすい。

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー
ソニー α7 IV トキナー SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 絞り優先オート F7.1 1/100 秒 ISO100 WB : オート

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF

Tokina SZ 300mm PRO Reflex F7.1 MF CF 実写レビュー

発売日 2023年2月3日
希望小売価格 72,600円 (税込)

マウント ソニーE、キヤノンEF-M、富士フイルムX
レンズ構成 8群8枚
最短撮影距離 0.92m
最大撮影倍率 0.4倍
フィルター径 φ46mm (リアφ34mm)
最大径×長さ φ61×74.5mm
質量 約235g (Tマウントを除く)