富士フイルムX-Sシリーズの第2世代モデル「X-S20」と同時に、35mm判換算12mm相当の超広角レンズ「XF8mmF3.5 R WR」が登場した。Xシリーズから目が離せない。
アウトドアでも安心して使える防塵・防滴仕様の小型超広角
XFレンズには「XF8-16mmF2.8 R LM WR」という超広角ズームが存在するが、同じく最広角となる「XF8mmF3.5 R WR」が登場した。単焦点であることと、開放絞りをF3.5に抑えたことで軽量コンパクトに仕上がり、ズームレンズと比べてリーズナブルな価格も魅力だ。
加えて、超広角レンズでありながら、フロントに62mm径のフィルターが装着できるほか、10か所にシーリングを施した、防塵・防滴・−10℃の耐低温構造を採用し、撮影環境を選ばないのも嬉しい。
籐編みのイスから床板の質感まで緻密に描写
目の前にあるすべてのものが画面に入ってしまうほどの広い画角を持つ。超広角レンズにありがちな画面周辺部の画像の破綻は見受けられず、細部まで緻密な描写が得られる。歪曲収差や球面収差なども気にならない。
12mm相当の超広角を手のひらサイズに!
62mm径のフィルター装着に対応
35mm判換算12mm相当、対角線画角121°の圧倒的な広さを持つ超広角レンズながら、フロントに62mm径のフィルターを装着できる。着脱式の花形フードも備えている。
いつも携行できるコンパクト設計
超広角レンズとは思えない軽量コンパクトサイズを実現し、小型のXシリーズとバランスがよい。風景や建築物からVlogまで、出番が多そうなレンズである。
FUJIFILM フジノンレンズ XF8mmF3.5 R WR
発売日 2023年6月29日
希望小売価格 129,800円 (税込)
マウント 富士フイルムXマウント
焦点距離 8mm (35mm判換算 12mm相当)
レンズ構成 9群12枚
最短撮影距離 0.18m
最大撮影倍率 0.07倍
絞り羽根 9枚 (円形絞り)
フィルター径 62mm
最大径×長さ 約φ68×52.8mm
質量 約215g
※本レポートは『CAPA』2023年7月号掲載の記事をWEB用に構成したものです。撮影にはベータ機を使用しています。
※参考価格は記事公開時点の量販店価格です。