機材レポート

周辺部までシャープな大口径広角『Aiニッコール24ミリF2S』

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開放F2なのにコンパクト。しかも、F2.8よりも画質が安定していた。「広角レンズはこれでキマリ」って感じかな。

 ボクは、ニコンF3を購入する時に、Aiニッコールの「28ミリF2.8S」と「マイクロ55ミリF2.8S」を同時に購入したワケだけど、使っているうちに「自分がしっくりくる広角は、28ミリじゃなくて24ミリだなぁ」と感じるようになってきた。そこで、28ミリから「Aiニッコール24ミリF2.8S」に買い替えることにした。うんうん、やっぱボクにはこの画角だよ!…と、24ミリF2.8Sの画角&使い勝手に満足したけど、大四ツ切とかにプリントしてみて、ある事に気がついた。「画面の周辺部がけっこう流れるな」ということに。うーん、これは困った…。ちょうどその頃、写真仲間が1絞り明るい「24ミリF2S」を使っていたので、それで撮った大伸ばしプリントを見せてもらった。あ、周辺部が流れてない! はい、速攻で買い替え決定(笑)。

 この『Aiニッコール24ミリF2S』、F2.8タイプよりも前枠が少し長めだけど、全体のフォルムはスリム&コンパクト。最大径はどちらも63㍉で、フィルター径も52㍉で一緒。重さは50㌘ほど重いだけ。大口径タイプの24ミリとしては、けっこう軽快なんだよねー。でも、フードは違う。F2.8Sは、ねじ込み式HN-1(28ミリF2.8Sと同じ)で、F2Sは、かぶせ式HK-2。いちおう、専用のかぶせ式を買ったけど、頻繁にズレたり落ちたりするので、途中からねじ込み式に買い替えた。…でも、最終的には携帯性を重視して“フードなし”で使うことが多くなったけどね。

 この24ミリF2Sは、35ミリF2Sと組んで使うことが多かったけど、時にはマイクロ55ミリF2.8Sと組むこともあった。標準レンズと大差ないサイズ&重さで、画質的にも十分満足できる24ミリF2Sは、その後のボクにとって“外せない広角レンズ”になったんですワ。

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F3ボディに装着してるのが「24ミリF2S」で、その横が「35ミリF2S」。このように外観が似ているので、間違えて持って出かけることも度々あったネ(苦笑)。