機材レポート

視野率100%達成、大歓迎!!超注目の新製品『ニコンD300』を触る

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D300ボディに装着しているのは、同じく新製品の広角ズーム『AF-Sニッコール14~24ミリF2.8G ED』。あ、レンズ名の表記方法がちょっと変わったのネ…。それにしても、この前玉の大きさ&重さ、ハンパじゃないわ。でも、実際に持ってみると、意外とバランス悪くないのよ(と、ボクは感じた)。

 キヤノンがEOS30Dの後継機「EOS40D」などを発表した3日後、ニコンは満を持してDシリーズの主力モデル2機種を発表! 35ミリ判フルサイズにあたるFXフォーマットを初採用したプロ仕様の「D3」と、APS-CサイズのDXフォーマットの頂点となる『D300』である。もちろん、D3にも興味はあるけど、D200ユーザーのボクが気になるのは、やっぱ後継機のD300の方かな。実は、23日の発表会は、都合が悪くて出席できなかったのヨ。う~ん、残念無念…。でも、その数日後に、編集部でD300(当然、まだ試作モデルだけど)や新レンズを触ることができた。ラッキー!!

 D300のウリ(特長)はイロイロある。ホント、すんごくイロイロある! 有効1230万画素CMOSセンサー、新画像処理コンセプト「EXPEED」、51点AFシステム&15点クロスタイプセンサー、マルチバッテリーパック装着で最高8コマ/秒の高速連写、イメージセンサークリーニング機能、2種類のライブビュー。…などなど、枚挙にいとまがないのだなー。

 それらイロイロなウリの中で、ボクが最も魅力を感じたのは「ファインダー視野率100㌫を達成した」という点である。ファインダー仕様は“作画の要”になる、とても重要なポイント。そこが、フラッグシップ機の証とも言える「100㌫達成」のD300は、それだけでもう自分的には「買い!!」だね。「非ブースター」スタイルのボディで視野率100㌫のファインダーを搭載する…。長い間、ボクはこういう機種を待っていた。そう、フィルム一眼レフにおける「キヤノンEOS-1V」のような機種をネ!!

 まだ試作モデルなので、とーぜん実写は「不可」。でも、ファインダーの見え具合は、かなりイイ感じだったよ。もちろん、覗いた状態で「視野率100㌫」が実感できるワケじゃないけど、その見え具合…そう、キレの良さとかも「これはD200以上だな」と感じられた。試しに、広角ズーム「AF-Sニッコール14~24ミリF2.8G ED」の広角端でMFに切り替えてみたけど、これが予想以上にピントの山がつかめたのよ! いやぁ~、今からD300の実写が楽しみだナーっ!!

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当然、外観はD200を踏襲。でも、グリップ部のスイッチ周辺やペンタ部のトップとか、ビミョーにテイストが違う。少し丸みを帯びているのよネ。ターミナルのカバーが「着脱式のボタン」から「固定式のラバーカバー」になった点もイイ。あのボタン、絶対になくすから(苦笑)。