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【CP+2018/オリンパス】おしゃれミラーレス「OLYMPUS PEN E-PL9」もうすぐ発売! OM-Dシリーズもファームアップで大幅に進化

オリンパスのブースではもうすぐ発売となる「OLYMPUS PEN E-PL9」の体験コーナーや、昆虫写真家の海野和男さんによるセミナーが大人気。2月28日に発表された大幅アップグレードを含む最新ファームウェアを搭載した「OM-D E-M1 Mark II」「OM-D E-M5 Mark II」「PEN-F」にも注目が集まっていた。ファームアップで大幅に進化したOM-Dシリーズはぜひ体感してもらいたい。

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3月9日に発売となる「OLYMPUS PEN E-PL9」を実際に触って体験できるコーナーにはたくさんの人だかりができ、おしゃれなミラーレスカメラの強い人気を感じた。BluetoothやWi-Fiで簡単にスマートフォンへ写真を転送できる機能や、さまざまなテイストを表現できるアートフィルター、難しいテクニックも簡単な操作で実現できるアドバンストフォトモードが搭載されており、PENシリーズ最新機は手軽にアーティスティックな写真が楽しめるカメラに仕上がっているようだ。

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「OLYMPUS PEN E-PL9」のもう一つの魅力はカラーバリエーション。ホワイト、ブラック、ブラウンの3色で展開しており、もちろん会場では、そのすべて色彩を比べてみることができる。

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CP+2018開幕の前日2018年2月28日に「OM-D E-M1 Mark II」のファームアップが発表された。C-AFの機能向上やプロキャプチャモードで撮影できる枚数の増加、また新たに、深度合成機能で使えるレンズに「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」が加わるなど、フラッグシップ機の機能が大幅にアップグレードされることになる。多くのユーザーが訪れて気になる新機能を試していた。

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発売されてからかれこれ3年になる「OM-D E-M5 Mark II」にも黒山の人だかり。こちらもファームウェアのアップデートがなされていた。待ちに待った深度合成モードがこのクラスのカメラでも使えることになり、パンフォーカス派にはとても嬉しい。

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「OM-D E-M1 Mark II」のファームアップで便利そうだったのが、対角魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」を超広角レンズのように補正してくれる「フィッシュアイ補正」。

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↑フィッシュアイ補正前

 

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↑フィッシュアイ補正後

これまでもPC上では補正が可能だが、今回のファームアップによりカメラ内でリアルタイム補正できるようになったため、実際の効果をライブビューで確認しながら撮影できる。会場でぜひ体験してみてもらいたい。

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もう一つはマニアックな機能だが、電子シャッター時に問題になる厄介なLED照明のフリッカーをモニターで確認しながら撮影できる「フリッカースキャン」。実際に仕上がりの画像を確認しながらフリッカーが発生しないシャッタースピードを1/50.0~1/7634秒の中から最小刻み0.1の細かさで選ぶことができるモードだ。電子シャッターで撮影すると縞模様が発生するという悩みを抱えている人は、一度体験してみるといいだろう。

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OM-Dシリーズの魅力を語るブルーステージと、PENシリーズの魅力を語るホワイトステージ。それぞれでの講演はいつも立ち見がでるほどの盛況で、取材時はちょうど昆虫写真家の海野和男さんによる講演が開催中だった。

 

〈写真・文〉青柳敏史