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【フォトキナ2016】これが「GFX」だ! 富士フイルム史上最高画質の中判ミラーレスを写真で解説

マウントからレンズ、アクセサリーまで、システムの全てが新開発の「GFX」。フォトキナで日本のメディア向けに説明会が行われたので、その内容をお伝えしよう。「GFX」は大判に匹敵する画質、究極の静止画撮影を目指して開発された中判ミラーレスデジタルカメラシステムだ。第1弾として、カメラボディの「GFX 50S」と6本のGFレンズが登場する。

 

中判ミラーレスデジタルカメラ「GFX 50S」。まだ開発発表の段階ではあるが、デザインはほぼ完成の域なのだという。ボディ単体の重量は1kgを切る。

 

ボディ上部には2つのダイヤルとサブLCD(液晶パネル)が設けられている。サブLCDは電源を切っても表示が消えない仕様となっている。

 

可動式の背面液晶モニターは縦方向にも横方向にも動かすことができる。

 

レンズを外した状態。Gマウントのマウント径は65mm。口径の大きさとボディのコンパクトさがわかる。

 

ボディ右側面にはデュアルSDカードスロットが設けられている。

 

ボディ左側面。バッテリー挿入口とコネクターが設けられている。カメラ操作の邪魔にならないように左側に集中配置されている。

 

バッテリーは液晶モニターの手前に横から挿入する。フランジバックの短いミラーレスシステムのメリットを活かしたもので、ボディの厚みは気にならない。

 

ボディ底面。縦位置バッテリーグリップのコネクターと三脚穴があるだけ。大きく張り出したグリップによってしっかりホールドできる。

 

操作ボタンはボディ背面右側に配置されている。右手親指が引っかかりやすいように背面上部に大きな張り出しがある。

 

さまざまな撮影スタイルを考慮し、あらゆる状況に対応できるように設計されている。

 

着脱式のEVFユニット。

 

EVFユニットをボディ上面のホットシューに装着すると、一眼スタイルの撮影が可能になる。

 

縦位置バッテリーグリップを装着。ボタン配置はもちろん、サムグリップも横位置と同等の位置になるよう配置されている。

 

チルトアダプターも装着。

 

ウェストレベルの撮影が可能になる。

 

GFXのコンセプト。XシリーズのDNAを継承しつつ進化し、革新と操作性をポイントに開発されている。

 

 

 

 

GFレンズのロードマップ。2017年中に6本のレンズが登場する予定だ。

 

■フジノンGFレンズ ラインナップ

1.標準単焦点レンズ「GF63mmF2.8 R WR」(35mm判換算 50mm)
2.広角標準ズームレンズ「GF32-64mmF4 R LM WR」(35mm判換算 25-51mm)
3.中望遠ハーフマクロレンズ「GF120mmF4 Macro R LM OIS WR」(35mm判換算 95mm)
4.大口径中望遠レンズ「GF110mmF2 R LM WR」(35mm判換算 87mm)
5.超広角レンズ「GF23mmF4 R LM WR」(35mm判換算 18mm)
6.広角レンズ「GF45mmF4 R WR」(35mm判換算 35mm)

 

富士フイルム史上最高画質を謳った「GFX」は、2017年春より順次発売予定。