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【雨ならではの撮り方講座】-風景と雨- 大小さまざまな雨紋を写し止めよう!

外出が億劫になるだけでなく、機材がぬれるので撮影をしない人も多いだろう。しかし、雨の日だからこそ、雨上がりだからこそ撮れる写真がある。ここでは雨天ならではの撮り方を、その道のプロに聞こう。

雨にぬれた草花はしっとりとして、艶やかな美しさが出る。晴天の直射光のような華やかさはないが、落ち着いた雰囲気を生かせるのが魅力だ。水滴や雨紋、霧など、雨の日にしか撮れないモチーフも少なくない。普通の降雨だと写真には写りづらいため、本降りか天気雨による逆光で狙いたい。

 

水面に描かれる雨紋はシャッター速度1/60前後で撮る

水面に雨滴が落ちると、いくつもの雨紋が現われる。スローシャッターでは雨紋が平均化されて消えてしまうので、1/60秒前後のシャッター速度で狙いたい。森などが映り込んで水面が黒く見える所を望遠レンズで狙うと、白い雨紋が目立つ。白い空の映り込みが少ない場所を狙うといい。

203ミリ相当 絞り優先オート(F8 1/40秒) ISO200 WB:晴天

 

雨の日だからこそ撮れる写真がある。6月のこの時期は、ジメジメした日が続きますが、雨が降ったら好都合!街中の水たまりなどの雨紋などにカメラを向けてみるのも、非日常的な撮影ができるかもしれませんね。

 

※あまりにも雨がきつい場合は、水回りや足元などがとても危険になりますので、災害等にご注意ください。

 

写真・解説/深澤武