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2018夏の天体ショーを撮ろう!ペルセウス座流星群&皆既月食の撮影術

7/28早朝 皆既月食

皆既月食の撮影にチャレンジしよう!

月食中の露出は月に合わせるのが基本だが、東京では部分食が始まる3時24分ごろにはすでに薄明が始まり、月が欠けるに従い空が明るくなる。皆既になる4時30分には日の出16分前の明るさになるので、撮影結果を毎回確認しながら露出を決めていく。また、月の動きは意外と速く、広角レンズでも1秒以上のスローシャッターを切ると月の形が崩れてしまうので注意しよう。

 

撮影前に月の動きを確認しておく

月食の方向や位置は地域によってだいぶ変わるので国立天文台のHPや月食をシミュレーションしてくれる 「Moon Book」などのアプリを使い、あらかじめ撮影地点での月の動きを確認しておくとよい。

 

気象予報サイトを駆使し撮影場所を決定する

天体撮影では天気の見極めがとても重要だ。普通の天気予報では薄曇りはもちろん空にかなりの割合で雲があっても「晴れ」の予報になってしまうため、天体撮影では使いにくい。そこで多くの天体写真家が利用しているのがGPV気象予報だ。このサイトでは予測した雲の量を10段階で地図上に表示してくれるので撮影場所の決定にとても有効。こまめにチェ ックするといいだろう。

http://weather-gpv.info/

 

月の明るさの変化に合わせ露出を調整する

皆既月食の連続撮影は部分月食から皆既月食に変わるところで露出が大きく変わるため、ブラケットをかけていても皆既に変わる前後で露出を変える必要がある。ただし今回の月食では皆既になるのが夜明け直前のため、ある程度空が明るくなってきたら通常の風景撮影の要領で露出を決めることができるはずだ。

キヤノン EOS6D EF16 ~35ミリF2.8L USM マニュアル露出 絞り F8 ~ F4 1/100 秒~ 1/6 秒 ISO3200 WB:マニュアル 2014年皆既月食(59枚を比較明合成)

 

写真・解説/青柳敏史

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