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【滝の撮り方③】滝の撮影に必要不可欠の装備&用品グッズ

滝の知識、基本設定、切り取り術など自己流の撮り方を徹底解説!

暑い夏に、涼を求め、マイナスイオンを浴びながら滝の撮影に挑戦したい。今回はガイドブックにあるような滝写真ではなく、個性が際立つ「俺流」の作品を目指して、滝の種類から基本の設定、切り取り術までをご紹介しよう。

 

 

滝撮影ではしぶきを浴びたり、滑りやすい場所が多いなど、それなりの装備や用品が必要となる。ここでは必須度を★3つで明記。自分の滝撮影に必要かどうか参考にしてほしい。

 

必須度【★】

NDフィルター

日中の光が当たった滝をスローシャッターで写す際に重宝するのがNDフィルターだ。減光量ごとにフィルターがあるが、滝では3段、4段分の減光効果のあるものが使いやすい。

 

渓流シューズ(長靴)

川や滝壺に入って撮ることもあるが、ぬれた岩や川の中には苔が生えて滑りやすい。フェルト底の渓流シューズや滑り止めのついた長靴などがあると、撮影の幅が広がる。

 

 

必須度【★★★】

PLフィルター

滝の撮影で欠かせないのがPLフィルターだ。水にぬれた岩の反射を取り除くときなどに使用する。しぶきがかかるので、撥水加工のものを選ぶとブロアーで吹き飛ばせて便利。

 

レリーズ

三脚に高価なカメラとレンズをつけて撮影しても、写真がぶれていては台無し。特にスローシャッターで切ることが多い滝の撮影では、レリーズを使うことが大前提となる。

 

三脚

スローシャッターを使うので三脚は必須。なお水の中に三脚を立てる場合は、最下段の脚を伸ばして使用する。水が脚の継ぎ目から三脚内に入り込まないようにするためだ。

 

ブロアー&クリーニングペーパー

ブロアーを使えばホコリだけでなく、フィルターの表面に付いた水しぶきも吹き飛ばせる。汚れがひどくなったときは、面倒でもクリーニングペーパーで拭き取ろう。

 

滝の撮影では、通常の撮影とは、また別の装備も必要になります。川や滝壺に入ったりして、濡れたり滑ったりする可能性もありますので、気をつけて万全の対策をして撮影してください。

 

写真・解説/伊藤亮介