特集

旅の思い出、その瞬間を逃さない。写真家のインスピレーションをEXCERIA PRO/FlashAirはいかに支えているか?

東芝メモリのSDメモリカードを使う写真家「エクセリア アンバサダー」の作品づくりへの取り組みを紹介。動物写真家・小川晃代さんと広告写真家・島田敏次さんの2人が、「旅」をテーマに撮り下ろしてくれた作品とその撮影アプローチを見ていこう!

 

EXCERIA PROへの信頼がネコの一瞬に集中させてくれる – 小川晃代 –

ペットを撮ることが多い動物写真家・小川晃代さん。愛らしいネコたちの表情や仕草の撮影にEXCERIA PROの連写性能が欠かせないその理由とは?

 

港のネコらしさを求めて、待ち構えて一瞬で撮る

港の船などが並び雰囲気の良い場所でネコが来るのを待った。そしてネコがちょうど良い位置に来たときに、すかさず連写。撮影は常に連写なので大容量で高速なメディアが手放せない。

東芝 EXCERIA PRO×小川晃代
キヤノン EOS 5D Mark IV EF70-200mm F2.8L IS II USM 絞りF2.8 1/1000 秒 ISO100 WB:オート

 

真夏のネコを求めて 木陰に、海岸にネコ探し

暑い夏、ネコの暮らしぶりを知りたくて港に向かった。活動的になるのはやはり涼しい朝夕。見つけたらまずは遠巻きに望遠レンズで撮影。その場の雰囲気が残るように少し引きぎみを心がける。そして、性格を読みつつ距離を縮めていき、人好きするネコなら思い切り近づいて撮っていく。

生き物は一瞬一瞬で表情が変わるので、動きの少ないちょっとした毛づくろいのシーンなどでも、1回だけのシャッターではちょうどいい瞬間やポーズが撮れることはない。だから普段から連写撮影が基本。そのためには高性能、大容量なカードが必要となる。

連写中は途中で止まるとストレスだし、その間にチャンスを逃すことも。書き込み性能が速いのは重要だ。カードの交換時間はロスであり、最近は1日で1000枚以上撮影するから大容量も必須。私のカメラだと128GBでRAWを3000枚以上撮れて安心感がある。今まで一度もトラブルがなく、撮影だけに集中できる高い信頼性。それがEXCERIAPROの何よりの魅力だ。(小川)

 

一番決まったポーズを連写からセレクト

人懐っこいネコで、猫じゃらしに食いついてくれた。手のひら全開、大きく手を上げたタイミング、興奮して開いた口。これらは1枚で撮ろうとしても決まらない。連写後に一番いいポーズを選ぶことになる。だからこそ高速連写性能が重要だ。

東芝 EXCERIA PRO×小川晃代
キヤノンEOS 5D Mark IV EF24-70mm F2.8L II USM 絞りF4.5 1/1000 秒 ISO500 WB:オート

 

東芝 EXCERIA PRO×小川晃代
ネコグッズを持ち歩き、誘う
ネコにも臆病なコもいれば、人懐っこいタイプもいる。それぞれ好きなものが違うからネコグッズを数種類持ち歩いている。そのコが好きなものを見つけたら、左手でじゃらしながらネコを動かして、右手のカメラで撮影。

 

幸せそうな雰囲気を壊さぬよう遠目から

後ろ足でかきかきしてるネコらしいポーズ。背景が木漏れ日でキラキラしている。ネコのじゃまをしないように、かつ脅かさないように望遠レンズでのびのびした自然な姿を連写した。

東芝 EXCERIA PRO×小川晃代
キヤノンEOS 5D Mark IV EF70-200mm F2.8L IS II USM 絞りF2.8 1/1250 秒 ISO3200 WB:オート

 

東芝 EXCERIA PRO×小川晃代
目線は常にネコと同じ高さに
目線は動物と同じ高さに合わせるのが基本。さらに低い位置から撮ることも多い。最初は遠巻きに望遠レンズから始めて、構図などを変えつつ、さらに距離を詰める。逃げないようなら、標準レンズでグッズ片手に遊びながら撮影して終える。

 

東芝 EXCERIA PROTM SDHC/SDXCメモリカード
(SDXU-Dシリーズ〈N502〉)

東芝 EXCERIA PRO×
256GB / 128GB / 64GB / 32GB
最大読み出し速度 270MB/s
最大書き込み速度 260MB/s
[インターフェース]UHS-II [スピードクラス]ビデオスピードクラス90 / UHS スピードクラス3 / SDスピードクラス10
詳しくはこちら!

 

プロフィール

小川晃代さん
小川晃代(Akiyo Ogawa)
ペット写真家、ペトグラファーの第一人者。野生動物写真家の故・前野やすし氏、ペット写真家の森田米雄氏から動物写真を学び独立。2006年、動物に特化した制作会社とペット&キッズ専門の写真スタジオ「アニマルラグーン」を設立。現在はカレンダーなどの撮影をはじめ、写真教室の講師やペット雑誌の編集長としても活躍中。
https://www.facebook.com/akiyo1980

 

 

FlashAirで作品を突き詰める ブルーアワーに輝く夜明け – 島田敏次 –

広告写真家・島田敏次さんは、日常の中に強い感情を抱かせてくれる不思議な写真を作品として撮り続けている。島田さんのFlashAirを使った作品づくりのアプローチを見ていこう!

 

夜が明け始めた劇的ブルーアワー

見た目にはまだ夜同然に暗く、パラソルもシルエット。静かに始まったブルーアワーのおかげで、寂しくも温かみのある印象的な風景に。パラソルにアクセントをつけるために小さなライトを当てている。

東芝 FlashAir×島田敏次
キヤノン EOS 5Ds シグマ 24-70mm F2.8 DG OS HSM | Art 絞りF4 3.2秒 ISO100 WB:4500K

 

自分のイメージを追求するツールとして有効活用

“旅をテーマに写真を”と言われ、終わりが近づいた暑すぎた今年の夏の浜辺がイメージとして心象に浮かんだ。猛暑に賑わっていたであろう砂浜から段々と人もいなくなり、寂しさを感じさせるような空気感と時間の流れを写真にして表現したいと思った。

できるだけ後処理をせず、写真は撮影時に完成させたいと思う。どれだけ出来上がりが想定できているかが重要だと考えているからだ。そんな場合に、FlashAirとタブレットを使った撮影手法は大変有効だ。例えば色にこだわるとき、色温度を変えたりフィルターワークしてみたりといったトライの結果を撮影時にすぐ確認できる。加えて、作品の表示サイズは大きい方が圧倒的に出来がわかりやすい。これはまた、ポートレートのモデルやクライアントに写真を確認してもらうコミュニケーションにも活用しやすい。

そして安心感の高さ。撮影中取り出す必要がないからトラブルがなく、写真撮影に専念できる。そういう「楽さ」が東芝のカードにはある。(島田)

 

東芝 FlashAir×島田敏次
FlashAirで撮影画像を瞬時に拡大表示
作品の表示サイズは印象に大きく影響する。8×10インチほどのサイズがあるタブレットで見ると、作品のイメージがよく理解できる。写真の最終的な着地点への道標になるのでFlashAirを使ってタブレットに表示しながら撮影する方法をよく用いる。

 

東芝 FlashAir×島田敏次
島田さん自作のローアングル撮影台
撮影中は新たな表現を求めさまざまなアングルに挑戦する。低い位置から狙うことも多いので、島田さんは特製のローアングル台をよく利用する。

 

波の作る時間の流れをスローシャッターで描く

朝の澄んだ佇まいに、ただ波だけが強く荒れていた。そんな空気感や時間の流れを表現できないかとNDフィルターで長時間露光すると、波のしぶきが空気を包むように広がった。朝の静寂から動に向かう感じが見えた気がした。

東芝 FlashAir×島田敏次
キヤノン EOS 5Ds カールツァイス 50mm F1.4 絞りF16 30秒 ISO100 WB:3600K (ケンコー PRO ND1000 使用)

 

現実に目覚めていく幽玄のとき

明るくなれば人で賑わうテーブルだが、早朝のほの暗さとひと気のなさは切なさと寂しさを強く感じさせてくれる。刻一刻と明るくなる世界に縦の奥行きが広がってゆく。

東芝 FlashAir×島田敏次
キヤノン EOS 5Ds カールツァイス 50mm F1.4 絞りF2 1/125秒 ISO100 WB:3600K

 

東芝 FlashAir×島田敏次
無線転送で撮影中に取り出さずに済むので安全
砂の飛ぶ海岸でのメディア交換はわずかとはいえ危険性がある。FlashAirなら記憶容量にも余裕があり、撮影中は取り出さずに済むので安全性が高い。また画像をスマホやタブレットに保存しておけば、万が一のときバックアップとしても有効だ。

 

東芝 FlashAir×島田敏次
転送の速いFlashAirアプリ
FlashAirアプリは操作がわかりやすく、転送速度も速い。タップやピンチ操作で作品の拡大縮小も自由にできるので今回のような撮影時には最適だ。

 

東芝 FlashAirTM SDHC/SDXCメモリカード
(SD-UWAシリーズ〈W-04〉)

東芝 FlashAir
64GB / 32GB / 16GB
最大読み出し速度 90MB/s
最大書き込み速度 70MB/s
[インターフェース]UHS-I [スピードクラス]UHS スピードクラス3 / SDスピードクラス10
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プロフィール

島田敏次さん
島田敏次(Toshitsugu Shimada)
1988年、株式会社博報堂フォトクリエイティブ(現:博報堂プロダクツ)入社。2004年有限会社テントゥエン設立。2017年、有限会社ルータスに商号変更。広告写真を中心に雑誌、エディトリアルなどで活動。人物ポートレート撮影、風景、料理写真など多岐にわたる。空気感のある写真を撮ることを常に心がけている。
http://www.lu-tas.com/

 

 

〈協力〉東芝メモリ株式会社
https://jp.toshiba-memory.com/