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【カメラ用語事典】絞り優先オート/Aモード/Avモード

絞り優先オートは自動露出(AE)のひとつで、絞りを選択すると、カメラがシャッター速度を自動で適切なものに設定してくれる撮影モード。ニコンやオリンパス、富士フイルムなどは「A」、キヤノンやペンタックスなどは「Av」とモードダイヤルに表記されている。

 花やポートレート撮影など、被写体の前後のボケ量を調整したいときは、絞り優先オートが最適。主役にピントを合わせて絞りを開ければ(F値を小さな数値にすると)、その前後がぼけて主役を目立たせることができる。反対に、絞りを絞れば(F値を大きな数値にすると)ボケ量は弱くなり、画面全体をシャープに写すこともできる。

 

▲キヤノンでは絞り優先オートを「Av」と表記。「キヤノン EOS Kiss M」のモードダイヤル(上)と撮影モードガイド(下)。

 

F2.8

F8

F22

絞りの選択でボケ具合をコントロールできる。写真は上からF2.8、F8、F22で撮影したもの。絞りを開ける(F2.8)ほどボケは大きくなり、絞りを絞る(F22)とボケ具合は弱くなる。