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【カメラ用語事典】マニュアル露出/Mモード

マニュアル露出は、絞りとシャッター速度の両方を、撮影者が任意で値を設定する撮影モード。周囲の明るさの変化に応じて露出が変わってしまう自動露出(AE)と違って、常に撮影者が決めた露出で撮れるので、安定した仕上がりを得られるのが強み。モードダイヤルには「M」と表記されている。

三脚を使って星空や花火などをじっくりと撮る際に便利で、ほかに静物やポートレートの撮影にも利用される。一見難しく感じるが、ライブビューを使えば仕上がりの明るさがわかるので簡単だ。

 

キヤノンEOS Kiss Mのモードダイヤル。

 

星の撮影はマニュアル露出が基本。この写真のように星を点像で撮る場合は、絞りは開放に、シャッター速度は10~30秒、感度はISO1600~3200にセットする。シャッター速度が30秒以上になると、点像ではなく星がぶれたように写ってしまうので注意。

 

写真/青柳敏史