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【カメラ用語事典】画像処理エンジン/映像エンジン

画像処理エンジン(映像エンジン)とは、撮像素子から出力されたデータを処理して画像を生成するプロセッサーや、それを含む一群の電子回路のこと。さまざまなノイズ処理をはじめ、ホワイトバランスや画質調整などを受け持っている、デジタルカメラの頭脳とも呼べる重要なパーツ。

画像処理エンジンの優劣は処理能力の高低でしかなく、最も重要なのは処理のためのアルゴリズムの良しあしである。エンジンが高速であれば、より高度で複雑なアルゴリズムが使えるので画質面で有利となる。

各社の画像処理エンジンの名称は、オリンパス「TruePic」、キヤノン「DIGIC」、ソニー「BIONZ X」、ニコン「EXPEED」、パナソニック「ヴィーナスエンジン」、富士フイルム「X-Processor」、ペンタックス「PRIME」。

 

富士フイルム X-T3の画像処理エンジン「X-Processor 4」。高速処理と高い演算能力を誇る。