簡単に言うと、一眼レフで採用されているレフレックスミラーがないので「ミラーレス」、レンズ(眼)が1つなので「一眼」、あわせて「ミラーレス一眼」。「ミラーレス」「ミラーレス機」などとも呼ばれる。ミラーレス一眼の構造はとてもシンプル。レンズを通った光をイメージセンサー(撮像素子)が受けて、電気信号に変換して、再生されたモニターを見て撮影を行う。
ミラーレスの特徴は、一眼レフにあるミラーやAFセンサー、ペンタプリズムなどがないので、カメラを小さく軽くできること。また、AFの合焦精度も高い。さかのぼり機能や深度合成など新しい機能の搭載機種も多い。ただ電気信号の処理に時間がかかるため、スポーツのように動きの激しい被写体では、見え方に遅れを感じることもある。
ミラーレス一眼、パナソニックのルミックスGF10。ミラーレス一眼の中でもひときわコンパクト。
ミラーレス一眼は、ミラーがないから薄くでき、光学ファインダーがないから低くできる。
電子ビューファインダーを搭載したキヤノンのミラーレス一眼、EOS Kiss M。
ミラーレス一眼が採用しているのは電子ビューファインダー(EVF)。ファインダーの中にライブビュー画面を入れたようなもの。これはキヤノンEOS Kiss Mの電子ビューファインダー。AFフレームの選択範囲が広いうえ、サイズ変更も可能。