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【イルミネーション変わり種撮影術②】レンズを変えて非日常的な世界を演出!

いつも使っている機材や機能の使い方を少し変えてみたり、普段はあまり使わないアイテムを使ったりして、ひと味違ったイルミネーションを撮ってみよう。単調で撮りづらいイルミネーションも容易に仕上がりが変わるのが面白い。

 

 

像を流す! ゆがませる!

レンズベビーや魚眼レンズで撮る

湾曲やひずみを極力排したのが一般的なレンズだが、それらをとことん楽しむためのレンズもある。レンズ面をチルトさせてピントの合い方をコントロールできるレンズベビーや、湾曲を伴った広い画角を手軽に写せる魚眼レンズなどが代表例だ。

 

■画角と湾曲を生かして非日常的な世界を切り取る

構図の対角線の画角が180度という広い範囲をわざとゆがませて、非日常的な世界で撮れる魚眼レンズを使用。湾曲感が得られやすい水平の場所を探して撮ってみた。左に立っていたイルミネーションの木立が覆いかぶさるように写った。

15ミリ相当 絞り優先オート(F11 0.3秒) ISO800 WB:太陽光

 

フィッシュアイレンズ

シグマ
15ミリF2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
 

■ピントの合っていない箇所が大きく流れて視線を誘導

レンズ面を傾けると、ピントが合う場所をコントロールできる。ここではオブジェの先端の天使像にピントを合わせた。ぼけた部分は流れるような描写になり、自然とピントを合わせた天使に視線が誘導される。

35ミリ相当 絞り優先オート(F2.5 1/6秒) -0.3補正 ISO800 WB:太陽光

 

レンズベビー

ケンコートキナー
レンズベビー コンポーザープロ スウィート35