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【カメラ用語事典】バッテリーグリップ

バッテリーグリップとは、縦位置用のシャッターボタンを備え、複数のバッテリーを使って実使用時間を延ばせるアイテム。縦位置でも肩を上げずに撮影できて、安定したホールドが可能になる。通常、一眼カメラのオプションとして販売されている。

 

主に上位機種のオプションで、横位置撮影時とほぼ同じ位置関係に各種操作ボタンやダイヤルがレイアウトされている。そのため、縦位置撮影でも違和感なくボタンやダイヤルにアクセスできるのが特徴だ。また、長時間の縦位置撮影で肩を上げている場合、油断すると画面がつい右下がりになってしまう。バッテリーグリップ使用時は横位置撮影同様に肩を上げずに構えるため、肩への負担も軽減する。

 

ただし、キヤノンやニコンのフラッグシップ機は、最初から縦位置シャッターボタンを備えた一体型である。これに比べ、バッテリーグリップは後から装着するため、重くなってしまう機種が多い。操作性や堅牢性、信頼性も一体型のほうが上といえるだろう。

 

 

キヤノン EOS R専用のバッテリーグリップ、BG-E22。EOS Rと同等の防塵・防滴性能。
 

EOS RにBG-E22を装着。
 

 

オリンパス OM-D E-M1 Mark II用のパワーバッテリーホルダー、HLD-9。

 

OM-D E-M1 Mark IIにHLD-9を装着。縦位置でも横位置と同様の操作が可能。