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追従精度は十分!ニコンZシリーズの瞳AFを先行体験してきた【CP+2019】

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。

 

【ニコン】正式リリース前のZシリーズ瞳AFを体験!

2019年5月にフルサイズミラーレスカメラ「Z 7 / Z 6」のファームウェアアップデートで、静止画での「瞳AF」をはじめ「RAW動画出力」「CFexpressメモリーカード」への対応を追加して、AF・AE性能を向上させることがリリースされているが、CP+ニコンブースにはこの瞳AFを撮影体験するコーナーが設けられている。

 

 
瞳AFの体験コーナーは、モデルを囲むように設けられた撮影体験コーナーの右側のエリア。「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」と隣接しているので、できれば注目のNoctレンズと一緒にその瞳AF効果を体験したいところだが、残念ながら体験レンズを自由に選ぶことはできない。

 

 
写真ではわかりにくいが、黄色の合焦マークが横顔でもしっかり瞳の部分に合焦しているのがわかる。モデルが動いて顔の向きや角度を変えても合焦マークが外れることはなく、追従精度は高そうだ。

【CP+2019】ニコンZシリーズ瞳AF

 

 
左右の瞳の選択が可能となっているほか、複数の目を検出してピントを合わせたい目を選ぶこともできるのだそう。しかも複数人物がいる場合には、撮影意図に応じてどの瞳にピントを合わせるかを変えることもできる。撮影体験ではそこまでの詳細な効果は確認することはできなかったが、精度の高さは体感できた。

【CP+2019】ニコンZシリーズ瞳AF

 

 
瞳の選択は、ボディ背面のサブセレクターで行う。選択可能な瞳には、合焦マークに方向を示す三角マークが表示される。

【CP+2019】ニコンZシリーズ瞳AF
 

 
〈文・写真〉柴田 誠