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F0.95でも意外に小さい!超大口径50mm F0.95レンズに触ってきた【CP+2019】

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。

 

【焦点工房】話題の超大口径標準レンズ「SPEEDMASTER 50mm F0.95」を先行展示

【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

焦点工房は、2019年4月に国内発売を予定している中一光学の超大口径標準レンズ「SPEEDMASTER 50mm F0.95 III」をCP+で先行展示した。対応マウントはソニーE、キヤノンRF、ニコンZとなっており、フルサイズイメージセンサーのミラーレスカメラ専用として設計された超大口径の標準MFレンズだ。「SPEEDMASTER 50mm F0.95 M67(バージョン2)」からの改良点として、光学性能の見直しにより画質が向上しているとのこと。

 

 
【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

フィルター径は67mm。片手に余る大きさではあるものの、超大口径50mm F0.95のレンズとしてはコンパクトなサイズ感といえるだろう。ズシリとした重量感は、マニュアルでのピント合わせをすることを考えれば、カメラブレを防ぐ意味でも必要な重さなのかもしれない。

 

 
【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

開放F0.95でのピント合わせはなかなか難しいものがあって、多少の慣れが必要なのだそうだが、ミラーレスカメラ用なので、カメラ側のピーキング機能や拡大表示機能を利用することで、しっかりとしたピント合わせが期待できる。

 

 
【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

「SPEEDMASTER 50mm F0.95 III」のマウント部。

 

 
【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

鏡筒の前寄りに設けられた絞りリングの刻印は、F0.95の次はF1.4となっていた。最小絞りはF16だ。

 

 
【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

2019年6月に発売予定の中一光学の超大口径標準レンズ「SPEEDMASTER 50mm F0.95 C」。こちらは、キヤノンEFマウント対応のフルサイズ一眼レフカメラ用MFレンズだ。

 

 
【CP+2019】中一光学 SPEEDMASTER 50mm F0.95

同じくブース内で先行展示されており、自由に手にして試すことができた。光学ファインダーでのピント合わせはなかなか難しそうだが、その注目度は思いのほか高かった。最短撮影距離0.65mで、絞りはF0.95~F16。価格は未定。6月の登場が待ち遠しいレンズだ。
 

 
〈文・写真〉柴田 誠