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【カメラ用語事典】4K動画、4Kフォト

4K動画とは、1920×1080ドットであるフルHDの4倍の情報量を有する、3840×2160ドットからなる高画質動画のこと。ドット数が増えたぶん、高精細で立体感のある映像を得られる。

4K動画は約829万画素の静止画を30コマ/秒や60コマ/秒など、フレームレートの枚数分だけ連写していることに相当するので、データ量は膨大だ。そのためカメラだけでなく、メモリーカードやデータを取り込み管理するパソコンにも高いスペックが要求される。また4K動画の視聴には、この解像度に対応している4Kモニターも必要となる。

そのほか4K動画の利用方法に、動画から静止画を切り出す「4Kフォト」という機能がある。元のデータ量が膨大なため、1枚あたりの解像度を考えても、1コマずつの静止画の画質は十分。動画として撮影しておき、後から必要なコマを選べば、肉眼では捉えきれないような決定的瞬間を撮影できる。

 

4K動画に対応の富士フイルム X-H1。アスペクト「16:9」のほか、デジタルシネマの「17:9」も選べる。

 

 
LUMIX GF90

4Kフォトモードを搭載するパナソニックのLUMIX GF10/GF90。通常の4K連写のほか、4K連写(広角)や4Kプリ連写なども用意されている。また、4Kフォト機能を素早く呼び出すための専用ボタンもボディ天面に配する。